3月4日~6日の3日間にわたり、14名の議員から市政に対する一般質問が行われました。(掲載は次ページからになります。掲載の順番は質問順です。)
掲載内容は、一般質問および答弁内容の一部を抜粋し、各議員が作成した原稿を基に編集委員会において確認し編集しております。
なお、正副議長につきましては、任期中は申し合わせにより一般質問は行わないこととしております。
■外資系企業の土地買収・教育問題・特定空き家
西澤一彦議員
問:リゾート開発のため妙高市、斑尾高原、野尻湖地域で土地買収が進んでいるが状況は。
答:シンガポールと東京に拠点を置く不動産投資会社PCGによる開発が話題となっている。会社の代表者と、飯山市、妙高市、信濃町の3首長が1月に懇談会を行っており、現段階での具体的な計画はこれからとのことであった。今後この大きな流れに期待し環境や景観に配慮しつつ、情報交換や説明の機会をつくり、国内外の企業との協力的な関係性を築いていきたい。
問:城北小学校が来年開校するが目指す姿は。
答:(1)子どもの心を開き(2)地域に開かれ(3)世界に目を向け自分を開く。この方針のもと働き方改革を進め、「授業づくりや子どもと向き合う時間」を確保し、子どもたちを真ん中において、豊かな成長を促す学校にしたい。
問:危険空き家については優先順位をつけ、不測の事態が起こる前に解体すべきでは。
答:解体は所有者がすべきだが、行政代執行も視野に入れて進めていく。
■人口減対策に必要な人材と組織横断的取り組み
髙橋春三議員
問:移住潜在層のニーズを探ることは、プロのデジタル人材にはさほど難しい事ではない。そのような人材が必要ではないか。冬のイベント配信数を2週間程で約100倍にした実例もある。
答:インターネットの情報発信は重要。市の魅力を世界に発信し、選ばれる街になることを目指している。そのようなスキルを持つ人材の確保に努めたい。
問:住宅不足が移住の一つの足かせという現状で、取り壊す教員住宅は移住促進の観点から賃貸や売買も、との声があった。このような発想をくみ取れる、縦割り組織を横断する組織も人口減対策に有効ではないか。
答:指摘のとおり縦割り組織を横断する組織が今後の業務推進に有効と考えます。職員の提案の奨励や勤労意欲の向上を目的とした「飯山市職員提案規程」がある。部署を超えたアイデアを受け付けており、この制度も人口減少対策に生かしたい。
■新年度予算と財政の健全化について
山﨑一郎議員
問:厳しい財政状況にあって職員人件費が新年度から2億7千万円余増えて、市税収入全てを人件費に充当したとしても4億4千万円余も不足の状況で、これが続くと福祉や子育てや教育費等は勿論だが、全ての予算に影響が出て市民サービスの低下に繋がりかねないか心配になるが。
答:人件費が大幅増となる要因は、一般職の定年延長による退職手当増に加え、会計年度任用職員の処遇改善等によるものです。人件費を含め市全般の市民サービスに必要な予算については、市税だけでなく普通交付税等でも処置されるので、市民サービスが滞る事がないよう財政状況を勘案し対応して参りたい。
問:新年度にふるさと基金を6億円余取り崩す予算案だが、基金総額が令和4年度末の61億円余から令和6年度末には41億円余になる見込みであると記されている。江沢市政2年で20億円余も減少するが、その状況を伺いたい。
答:通告がなかったので今ここで正確な答弁は出来かねる。
■出生数減と死亡者数の増化・給食に有機食材を
松本淳一議員
問:昨年の出生数は59で極端に少ない、原因はあるか。
答:国は複数要因が複雑に関係していると説明した。市でも分析をしていきたい。
問:今年の出生数の見通しはあるか。
答:1月から9月までに58人が見込まれるので、昨年よりは増加すると見込んでいる。
問:出生数を維持するには若い女性の人口確保が必要だが、対策は何か。
答:人口減少対策はあらゆる分野に関係し、特効薬はない。各部署で、強い意識を持ち対策を実行していく。
問:最近3年間の市内の死亡数増加についてコロナワクチンの影響を調べたい。死亡と接種の関連がわかるデータを情報公開で請求できるか。
答:死亡と接種のデータは別々に管理されている。関連させた資料は作成していない。
問:有機大豆を作ってもらい、みそに加工して学校給食で使えないか。
答:可能性はある。食育や地産地消になるので検討していく。
■施政方針と令和6年度予算について
小林喜美治議員
問:令和6年度の施政方針では「飯山郷創〜世界にひらく里山の未来」の実現に、各種施策の展開による成果を市民に実感として感じられるよう新年度において邁進するとしているが具体的内容について。
答:公約に基づく重点施策と総合計画に掲げる基本目標と整合性を図り、目標達成に向け、各施策の展開により成果を感じ取っていただけるようにと考えている。
問:江沢市政2年目の令和6年度予算として新小学校建設や関連事業の本格化等、過去最高の予算規模となっている。市の予算は市民の安心・安全を担保し市民生活に希望を届けるメッセージでもある。基本的内容の見解を伺う。
答:令和7年度開校予定の城北小学校の周辺整備、スクールバスの整備、給食費の負担減軽減率を4割から5割に、子ども医療費の窓口無料化、市民の皆さまが安全・安心に住み続けられる飯山市をめざすことに重点をおき、地域課題の解消に予算計上した。
問合せ:飯山市議会
【電話】0269-67-0748(直通)【FAX】0269-62-0005
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