■第190回 熱中症を予防して元気に夏を過ごしましょう
全国では毎年、非常に多くの方が熱中症により救急搬送されています。症状が深刻なときは命に関わることもありますが、正しい知識があれば予防することができます。こまめな水分補給や、適切なエアコンの使用など、一人ひとりが熱中症対策を心がけましょう。
▽熱中症のしくみ
熱中症とは、室温や気温が高い中での作業や運動により、体内の水分や塩分(ナトリウム)などのバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなり、立ちくらみ、頭痛、吐き気、ひどいときには、けいれんや意識の異常などの症状のことをいい、最悪の場合には死に至ることがあります。
家の中でじっとしていても室温や湿度が高いために、熱中症になる場合がありますので、注意が必要です。
▽子どもの特徴
子どもは、身長が低く、地面からの距離が近いため、地面の照り返しによって高い温度にさらされやすく、また汗をかくための汗腺が大人に比べると少なく、体温を調節する機能が未熟なため、熱中症にかかりやすいと言われています。
▽高齢者の特徴
高齢者は、体温を下げるための体の反応が弱くなっているため、暑さを感じにくい、汗をかきにくい、喉の渇きを感じにくいといった特徴があるため、自覚がないのに、熱中症になる危険があります。
▽熱中症予防のポイント
・エアコンや扇風機を上手に使い、部屋の温度をこまめに確認しましょう
・のどが渇かなくてもこまめに水分補給をしましょう
・外出の際は体をしめつけない涼しい服装で、帽子などで日よけ対策もしましょう
・無理をせず、適度に休憩をとりましょう
・熱中症警戒アラート発表時は外出をできるだけ控え、暑さを避けましょう
・応答がおかしいときはためらわず119番!!
問合せ:危機管理防災課
【電話】0269-67-0721(課代表)
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