脱炭素社会の実現には、一人ひとりのライフスタイルの転換が重要です。「ゼロカーボンアクション30」にできるところから取り組んでみましょう!
■第7回プラスチック・スマート
CO2(二酸化炭素)の排出量を削減し、地球温暖化の進行を緩和する「ゼロカーボンアクション」。今回は、プラスチックごみの削減についてご紹介します。
プラスチックごみ問題は今、世界中で課題とされており、焼却による大気汚染、流出による海洋汚染だけでなく、生態系にも大きな影響を与えています。例えば、海に流出するプラスチックごみの量は世界中で年間8百万トンで、2050年には海洋中のプラスチックごみの量が魚の量を超えると試算されています。また、海洋中に流出したプラスチックごみは紫外線や波の作用で微細な「マイクロプラスチック」になります。プラスチックは自然界で分解されるまで数百年かかると言われており、海洋中に長期滞留し有害物質を吸着しながら蓄積されることで、生態系に悪影響を与え、人体にも害を及ぼすことが懸念されています。
こうしたプラスチックごみ問題への対策として、使い捨てのプラスチック製品を避け、繰り返し使える製品を活用しましょう。例として、マイバッグやマイボトルを持ち歩くことでレジ袋やペットボトル飲料を購入しない、といった方法が挙げられます。使い捨てプラスチックを使わないことが、海洋プラスチック問題だけでなく、地球温暖化を抑制し、私たちの身の回りの環境・生態系を守ることにもつながります。
■使い捨てプラスチックの使用を減らすことによる効果
年間300枚のレジ袋をマイバッグの使用に置き換える
・1人当たり年間でCO2排出1キログラムの削減
年間30本のペットボトル飲料をマイボトルの活用に置き換える
・1人当たり年間でCO2排出4キログラムの削減
参考:環境省ウェブサイト「COOL CHOICE」より引用
問合せ:ゼロカーボン推進課 ゼロカーボン推進係
【電話】0269-67-0732(課代表)
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