9月1日は「防災の日」です。
大規模災害が起きた時、どのような被害が起きるのか、どのような対策や行動を取るべきであったかをいま一度思い出し、日頃からの防災への備えを高める日と位置付けられています。
今回の特集は市民の皆さまの命、財産そして生活を守るため、市が新たに進めている防災、減災対策についてご紹介します。
■防災無線が変わる
これまで災害情報伝達の中心となっていた防災無線ですが、電波法の改正により令和6年12月1日以降アナログ無線機(一部を除く)が使用できなくなります。
これにより、むつ市では令和6年8月5日から、防災無線を新たにデジタル防災無線設備へ切り替えました。86本が新設備として沿岸部に設置され、現在の防災無線278本が今後撤去されていきます。
新しく設置されたデジタル防災無線の一部にはLEDライトを装備しており、緊急時には点滅することで、危険をお知らせします。
◇切り替え前
指向角:垂直 約60度
放送内容:
・Jアラート(弾道ミサイル、緊急地震速報、気象特別警報等)に関する情報
・熊情報
・行方不明
・市民参加行事等
・不審者情報
・選挙時の広報
・火災予防運動、防火パレード
・市からのお知らせ
◇切り替え後
指向角:垂直 約15度
放送内容:
・津波情報
・Jアラート(弾道ミサイル、緊急地震速報、気象特別警報等)に関する情報
※町内放送は既存の機器が使用できる期間(令和9年度まで)利用できます。
※詳しくは本紙をご覧ください。
■迅速な避難が重要な「津波」情報を一秒でも早く
新たに設置されるデジタル防災無線は、特に津波に特化した設備であり、津波発生から到達までの非常に短い時間で迅速な避難への広報が可能となります。性能もこれまでのアナログ無線に比べて素早く、遠くまで情報を届けられるようになりました。
より多くの市民の皆さまを避難へとつなげるため、沿岸部への整備を強化し、防災無線=津波という、高台への避難を意識付けることも目的としています。
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