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自治体の皆さまへ

JR津軽線について

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青森県今別町

~JR津軽線沿線自治体市町村長会議~
■津軽線復旧断念・自動車交通の協議へ
《これまでの経緯》
令和4年8月の大雨被害で運休中のJR津軽線蟹田駅・三廏駅間について、これまで町では、JR東日本の全額負担で復旧と運行再開を主張してきました。

《県からの事前説明と対応》
本年3月下旬に、県から津軽線沿線の市町村に対して、JR東日本が提案する自動車交通への転換案(6ページ上段・中段)に対する県の見解(6ページ下段)と、この提案を受け入れたいとの説明があったことから、町では全員協議会を開催、町議会議員とも協議し意見交換を重ねてきました。

《市町村長による会議の概要》
青森市内において、5月23日にJR東日本盛岡支社長、県副知事、沿線4市町村長による「第3回JR津軽線沿線自治体市町村長会議」が開催されました。会議では、小谷副知事から、正式に県として復旧を断念し、自動車交通転換を容認する考えが示されました。
これを受けて、阿部町長からは、この問題については知事に沿線市町村の意見を取りまとめるようお願いしてきたこともあり、町としては苦渋の決断に至り、復旧を断念し、自動車交通転換へ向けた協議に応じることを表明しました。

▽町長からのメッセージ
町民の皆さんへ、5月23日私は、今別町が津軽線復旧の断念することを発表いたしました。
復旧を待ち望んでいた皆さんや支援下さいました皆さんへ心からお詫び申し上げます。
私は津軽線沿線市町村長会議等の場において、当初より蟹田駅・津軽二股駅間の早期復旧をお願いしておりました。
しかしながら、青森県よりJR東日本の自動車交通転換案容認の考えが示されました。
私個人としては、鉄路復旧ではありますが、今別町が鉄路にこだわり続けても、今別町や沿線自治体のためにはならないと判断し、自動車交通への協議に応ずることにいたしました。
今後、自動車交通転換の協議の場において、JR東日本に対して町民や議会の要望意見を届け、今別町と三廏地区の皆さんの足の確保に努めてまいります。

■JR東日本からの自動車交通に関する提案
○JRが地域とともにつくる地域交通について
・今別町、外ヶ浜町の交通を地域とともに一体的に運営し、便利で持続的な地域交通の実現を目指します。
・地域交通を通して、観光を起点に地域の活力の向上に取り組みます。
・地域のニーズやご要望を伺いながら、高齢化や日々の生活に関わる地域の課題に対応して参ります。

○地域交通への貢献策の進め方について
・まず、転換に当たっては、蟹田駅の1番線発着化をはじめ、必要な設備を整備します。
・その後、当社主体でNPO法人等を設立し、当社の運営する自動車交通と、町営バスなどを一括して地域の皆さまとともに運営し、キャッシュレス化をはじめとした発展的・持続的な地域交通の確保に努めます。
・長期的な運営(18年以上)を想定しており、NPO法人等への社員派遣を含め、人的な協力も継続して参ります。両町の地域交通の維持・発展のため尽力いたします。


※詳細は本紙PDF版3ページ

■JR東日本提案の自動車交通への転換に対する青森県の見解
1.地域交通の確保
○現在と将来の利用ニーズへの対応
・運行本数増、デマンド交通運行エリア拡大、運賃は鉄道以下
・通学定期利用者は今後大幅に減少
○輸送サービスの供給体制
・JR東日本の責任で確保
・NPO法人等が車両・運転手等を一元管理
○運行年数
・18年以上
・これから生まれてくる子どもが、少なくとも高校を卒業するまで
○他県事例との比例
・運行期間、金額ともに概ね妥当なものと思料

2.地域の意見への対応
○住民の意見
・今別町全世帯アンケート、外ヶ浜町住民意見交換会、高校生通学ニーズ対応、代替交通アンケートで高評価
○冬期間の安全・安定運行
・鉄道に比べ運休が少ないなど、輸送サービスの安定性は高い
○高齢化への対応
・蟹田駅での乗り換えの際階段を使用しない方法に改築を予定
・代行バスと電車のドアtoドア輸送

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