◆認知症になっても安心して暮らすために
先月に引き続き認知症関連事業と若年性認知症についてお知らせいたします。
《認知症高齢者徘徊見守りカード交付事業》
認知症等により徘徊のおそれがある高齢者について、家族の希望で事前に本人の情報を登録していただきます。
登録した高齢者には見守りカード、衣服用ワッペン、シューズ用反射ステッカーをお渡しします。登録者が行方不明になった場合は町と警察で情報共有し、捜索の手がかりや本人確認に役立て早期保護に活用するものです。
登録等ご相談はいつでも受け付けております。
《徘徊模擬訓練》
認知症サポーター養成講座受講後に、徘徊している認知症の方に対して声がけ、早期保護するための訓練を行います。
期日:令和6年10月8日(火)
時間:13時30分~15時30分
場所:湯野川原社会福祉館
内容:
・認知症サポーター養成講座
・徘徊者役に対する声がけ訓練
○ワッペン
○反射ステッカー
※詳細は本紙P.16をご覧ください。
◇若年性認知症とは
65歳未満で発症する認知症を若年性認知症といいます。2017~2019年の調査では全国で35,000人ほどの若年性認知症の方がいると推計されています。高齢期に発症する場合と医学的には大きな違いはありませんが、女性よりも男性に多く発症するといった特徴があります。若いがゆえに、何らかの症状が現れても本人も周囲も認知症のせいとは疑わず、発見が遅れてしまう傾向があります。40~50代の働き盛りでの発症が多いため、仕事への影響や家族の精神的・経済的負担も大きくなります。早い段階で適切な支援につなげるためには、早期の正しい診断が重要になります。うつ病などの精神疾患と診断されている場合も少なくありません。仕事でミスが多くなった、相手の名前と顔が思い出せないなどの場合には認知症も疑ってみましょう。
問合せ:保健福祉課地域包括支援係
【電話(直通)】55-6569
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