■12月定例町議会一般質問
◆竹内富士子議員
(1)女性の課題に寄り添った包括的支援について
(2)雪対策について
(問)女性が仕事と家庭・子育てを両立して働けるための支援について、どのように取り組んでいくのか以下2点について伺う。
(一)子育て女性に対するメンタルヘルス支援のための家庭教育講座の開催について、今後の実施は可能か伺う。
(二)女性の就労支援について、具体的に取り組んでいることがあるのか。
(答)(1)(教育長)
(一)家庭教育は、文部科学省によると、親やそれに準ずる人が子供に対して行う教育のことで、家族のふれ合いを通して、子供が、基本的な生活習慣や生活能力、人に対する信頼感、豊かな情操、他人に対する思いやり、基本的倫理観、自尊心や自立心、社会的なマナーなどを身につけていく上で重要な役割を果たしているものとされている。
教育委員会では、小中学校の保護者を対象とした家庭教育講座をやりたいとの考えはあったが、ここ数年はコロナ禍の影響などもあり、実施に至っていない。
次年度はぜひ実施したいと考えているが、子育て女性に対するメンタルヘルス支援という内容は、子供への教育を目的とした内容ではないため、この講座では馴染まない印象がある。
実施内容については今後考えていくことになるが、まずは、子育てについて新たな視点や気付きを得られる、そして、日々の活力を得られるような講座を企画し、子育て女性を応援・支援していく。
(答)(1)(町長)
(二)本町の取り組みとして、内部的なものでは、女性職員を対象とした県のキャリア研修の参加を促し、女性ならではのライフイベントと仕事の両立を目指していけるような職場環境となるよう努めている。
また、女性だけではなく男性も育児休暇を取得することで、育児の積極的な参加を促し、女性の育児負担を少しでも軽減させ、女性が社会進出しやすく、働きやすい、男女ともに仕事と生活の調和がとれるような仕組みづくりを目指している。
事業所等への直接的な取り組みは現在行っていないが、まずは内部の環境を整え、町の取り組み内容や育児休業取得率等の実績を、ホームページで公表することにより、対外的に施策を広めていく。
(問)(2)
(一)高齢者世帯の除雪への対応について、本町での高齢者に対する対応、対策を伺う。
(二)間口の置き雪の対応として、除雪車シャッター(サイドシャッター付きプラウ)の活用、及び高齢者世帯・障害者世帯の間口の置雪の対策についてどのようにお考えか伺う。
(三)融流雪溝の整備と利用時間について、現在までの整備状況と今後の方向性及び課題、融流雪溝の利用時間について伺う。
(四)雪寄せ場・雪置き場について、現在の町の雪置き場はどこか伺う。
(答)(2)(町長)
(一)高齢者から除雪に関する相談があった場合は、除雪作業を実施している業者、若しくはシルバー人材センター、又は社会福祉協議会のボランティア除雪などを紹介している。
本町では、昨年度から、地域除雪活動への支援を実施しており、これは、地域団体が、除雪困難者の生活道路の除雪を行う共助の取組みに対して、助成金の支給などを行うもの。
また、今回の補正予算では、中山間地域における高齢者世帯等の除雪など、集落機能を強化する取組みに対し、交付金の加算を行うこととしている。
なお、特例措置ではあるが、今年二月に豪雪対策本部を設置した際には、民生委員に除雪困難者の把握を行っていただき、町職員が生活道路の点検や除雪を実施した。
(二)「サイドシャッター付きプラウ」は、除雪機械に備わる装置で、交差点や住宅地など、雪を残したくない場所で、雪こぼれを防ぐために使用されており、シャッターを閉めることで、置き雪が低減する有効なものと認識している。本町については、左右のブレード形状を九通りに変化する「汎用プラウ」を採用しており、「サイドシャッター」以上の性能で、幅広い除雪に対応しているところ。
また、高齢者や身体障害者世帯へは可能な限りブレードの角度を調整しながら、玄関間口に雪が入らないようにする対応は可能であるので、置き雪処理が困難な世帯には適宜対応していく。
(三)現在、本町にある融流雪溝の施設は、整備延長一万六千五百三メートル、十四地区で利用されている。今年度から苦木地区へ事業着手しており、今後「唐牛・森山」地区を予定しているが、両地区ともに水源確保が課題である。融流雪溝の利用時間については、地域ごとに異なるが、朝・昼・晩のそれぞれ三時間程度利用できる。
(四)今年度の雪置き場は「旧サーフプール駐車場」のみとしているので、降雪状況を判断しながら早めの運用に努めていく。
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