◆山菜採りの遭難をなくそう
春になると各地の山々は、山菜採りの入山者で賑わいますが、毎年、遭難が後を絶たず、中には尊い命を失う場合もあります。
令和5年の山菜採りにおける遭難発生状況を見ると、発生件数36件(前年比+15件)遭難者41人(前年比+18人)、死者は4人(前年比+4人)となっております。
《令和5年の春の山菜採り遭難の特徴》
〇タケノコ採りの遭難が最も多い
毎年、山菜採りで最も遭難が多いのはタケノコ採りです。昨年の山菜採りで遭難者41人中25人がタケノコ採りであり、全体の約60パーセントを占めています。
〇山菜採りの遭難は高齢者が大部分を占める
山菜採り遭難者41人中35人が65歳以上の高齢者であり、全体の約85パーセントを占めています。
〇「道迷い」が圧倒的に多い
山菜採り遭難者41人中32人が道迷いであり、全体の約78パーセントを占めています。
《遭難防止のためのアドバイス》
〇山に出かける前に
・体調を確認し、できるだけ2人以上で出かける。
・天気予報を確認し、家族などに行き先や帰宅予定時間を知らせておく。
・入山場所の地形を地図などで確認する。
・携帯電話や食料等、必要な装備を持つ。
〇山に入るとき、山に入ったら
・携帯電話は車に置かず持ち歩く。
・奥に入り過ぎず、お互いに声を掛け合い位置を確認する。
・急斜面や崖など危険な場所は避ける。
・集合場所と時間を必ず守り、早めの下山を心がける。
〇万が一、道に迷ったら
・日没後は歩き回らず救助を待つ。
・ヘリコプターの音が聞こえたら、見通しの良い場所でタオルなどを振って合図する。
★登山地図GPSアプリ『YAMAP』を活用しましょう!
アプリを利用して、登山届を作成、青森県警に提出することも可能です。スマートフォンをお持ちの方はぜひご活用ください。
◆横断歩道は歩行者優先(交通企画課)
道路交通法では、自転車は「軽車両」に分類され、「車両」の仲間となるため、自動車と同じように守らなければならないルールが定められています。令和5年4月1日より、自転車利用時の乗車用ヘルメットの着用が努力義務化されましたが、昨年実施した自転車乗車用ヘルメット着用調査では、県内の着用率はわずか2.5パーセントで、全国ワースト2位という結果になりました。
《知っていますか?》
自転車乗車中の事故で亡くなられた方の約6割が、頭部に致命傷を負っています。
事故で負傷した際の被害を軽減するためにも、頭を守ることがとても大切です。自分に合ったヘルメットを正しく着用し、自分の命を守りましょう。
〇正しいヘルメットのかぶり方
・自分の頭の大きさに合ったサイズを選びましょう
・眉の上あたりまで深くかぶりましょう
・あごひもをしっかり締めましょう
・あごひもはあごの間に指が1,2本入るくらい
☆自転車安全利用五則☆
1.車道が原則、左側を通行
歩道は例外、歩行者を優先
2.交差点では信号と一時停止を守って、安全確認
3.夜間はライトを点灯
4.飲酒運転は禁止
5.ヘルメットを着用
◆青森県警察防犯アプリ『まもリン』
みなさんの身近で発生する事件の情報や、子どもや女性を対象とする事案の情報などを提供しています。ダウンロードは無料ですので、QRコードからダウンロードをお願いします。
※QRコードは本紙P.19をご覧ください。
警察相談専用電話 #9110
または
【電話】017-735-9110
問合せ:黒石警察署大鰐交番
【電話】48-2241
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