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自治体の皆さまへ

町政ここが聞きたい 議会だより 6月 定例町議会 一般質問(1)

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青森県大鰐町

秋田谷和文議員
竹内富士子議員
山谷博子議員
三浦道広議員
藤田賀津彦議員
前田一裕議員
髙橋浩二議員
7名登壇

◆秋田谷和文議員
(1)町民を守るための町の猛暑対策は
(2)「ヤングケアラー」について

問:(1)報道によれば、今夏も猛暑が予想されるとのことである。
猛暑は老若男女問わず、体の変調、ときには死すら招く。高齢者、幼児、障害のある方には、ことさら体に応えるものと思われる。
今や夏の猛暑は、一つの災害である。台風、水害、地震といった災害からの避難と同様に「猛暑からの避難」ということも考える必要がある。最も効果的避難は「冷房へ」であろう。しかし、未だ身を守るための冷房設備を備えていない方もおられると思う。
もうすぐ夏がくる。弱者を保護する具体的対策は如何に。

答:(1)(町長)
議員仰せのとおり、今年も猛暑が予想されると報道されている。本町では、県内に熱中症警戒アラートが発令された際には、今年も防災行政無線及び防災あじゃらメールにより、熱中症予防行動の呼びかけを行いたいと考えている。
町の公共施設における対応として、町総合福祉センターのエアコンのある休憩室は、無料で利用できるので、適宜活用していただきたい。なお、中央公民館は、実施中の耐震改修工事のため、次年度以降に活用できればと思っている。また、先月開催された区長会総会において、各地区の集会施設の夏場の解放方針について申し合わせがあり、自主的な取組みとして実施できるようであれば、それぞれ可能な範囲内で施設開放を行うこととされたところ。
このほか、青森県と日本郵便株式会社との連携協定の取組みの一環として、今年の夏、簡易郵便局を除く県内すべての郵便局が、暑さをしのぐための休憩場所として解放する予定だと伺っている。町には、公共施設が少ないため、暮らしに身近な存在である区会や郵便局のこのような取組みは、大変うれしく心強く思っている。ともに地域住民の安全・安心のための取組みを推進していく。

問:(2)我が町に手を差し伸べるべき「ヤングケアラー」はいないのか。
報道によれば、一般的に「ヤングケアラー」とは、本来は大人が担うと想定される家事や家族の世話などを日常的に行う子どもと定義されるようである。
勉強時間や友達と遊ぶ時間がなく、学校生活に影響が出たり、ストレスで心身に不調をきたす事例があるという。
自らがやっている家事や家族の世話を「当たり前」だと捉え、自らのおかれている立場を、きちんと認識していない子もいるようである。
我が町の子どもに、こうした厳しい状況下にある子はいるのか否か。ご認識とその根拠を尋ねる。

答:(2)(教育長)
ヤングケアラーとは議員仰せのとおり、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている子どものことで、責任や負担の重さにより、学業や友人関係などに影響が出てしまうとされている。
教育委員会ではヤングケアラーに特化した調査は行っていないが、大鰐小中学校に問い合わせたところ、普段の学校生活や面談での様子などからみると、現状ではヤングケアラーに該当するような児童生徒は認識していないとのこと。
しかしながら、ヤングケアラーは本人・保護者が当たり前と思っていることや、家庭内の問題のため人に言いにくいということもあり、表面化しづらいという課題がある。
また、青森県が令和四年度に実施したヤングケアラー実態調査では、県内では小学六年生で五・九%、中学二年生で五%がヤングケアラーに該当するという結果が出ている。
さらに、子ども・子育て支援事業計画策定のため、保健福祉課で行っているニーズ調査の中に、ヤングケアラーに関する項目も含まれている。この結果も踏まえ、学校での相談しやすい体制を充実させ、関係機関と連携しながら、実態把握に努め、適切な支援につなげていく。

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