現在の小湊小学校の前身である官立二番小学校が創立されたのは、明治6年6月29日と予想され、青森県下最初の24校設立校中の1校であり、青森県最古の歴史と伝統のある学校といえます。
令和5年度、創立150周年を迎えた小湊小学校、その歴史を振り返ります。
・1873(明治6)…第十四中学区官立(二番)平内小学校創立
旧黒石藩平内代官所を使用し、教員3名、生徒70名でスタート。
・1875(明治8)…公立小湊小学校に改称
・1887(明治20)…小湊尋常小学校に改称
・1892(明治25)…小湊高等尋常小学校に改称
・1922(大正11)…新校舎落成
・1928(昭和3)…校旗樹立式、校章、校歌制定
・1941(昭和16)…小湊国民学校と改称
・1947(昭和22)…学制改革により小湊町立小湊小学校に改称
・1955(昭和30)…小湊町・西平内村・東平内村が合併。
平内町の誕生により、平内町立小湊小学校に改称
・1965(昭和40)…完全自校給食開始
・1973(昭和48)…創立100周年記念式典挙行
・1975(昭和50)…新校舎落成。藤沢小学校を統合
・2007(平成19)…内童子小学校を統合
・2012(平成24)…浅所小学校・東田沢小学校を統合
・2023(令和5)…「創立150周年を祝う会」
■小湊小学校創立150周年 ますますの発展のために
平内町長 船橋 茂久
小湊小学校が創立150周年を迎えられますことを、心からお祝い申し上げます。
小湊小学校は明治6年6月29日に官立平内小学校として創立され、明治8年に小湊小学校と改称されました。
同校は、近年、世界的な大流行に至った新型コロナウイルス感染症をはじめとして、様々な社会変遷の中にあって、幾多の苦難を乗り越え、150年の長きにわたり、堅実な歩みを続け、教育、文化そしてなによりも「地域の拠りどころ」として、名実ともに立派な発展をしてまいりました。これもひとえに地域の皆さま、歴代のPTAや教職員の皆さま、関係各位の温かいご理解とご協力の賜物であり、深く感謝申し上げます。町といたしましても、教室や職員室へのエアコンの設置や校庭の遊具の交換、学習用のタブレットの配置、学校給食費を無償化するなど、子どもたちの学びの環境改善に取り組んできました。
今後も平内町の未来を担う子どもたちのため学校環境の整備、教育設備の充実、保護者の負担軽減を図ってまいりますので、特段のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、小湊小学校のますますのご発展をご祈念申し上げまして、お祝いの言葉といたします。
■創立150周年に寄せて
平内町教育委員会教育長 渡辺 伸一
明治6年6月29日に創立した母校・小湊小学校は、令和5年、創立150周年を迎えました。この永い歴史と伝統は、歴代の校長先生をはじめ、諸先生方、PTA、地域の多くの関係する皆さまのご尽力によって積み上げられ、今日の素晴らしい学校に発展されました。
そして何よりも、いつの時代にもその主役である子どもたちの元気と、保護者の皆さまの愛情の一つひとつが連綿と繋がり、地域と共に校風をつくってこられました。
昭和52年卒業の同窓生として、現在このようにして在る小湊小学校へ「ありがとう」という思いでございます。
現在の小湊小学校は、私が4年生だった昭和50年に藤沢小学校と統合して新築され、児童数は656人でありました。その後、平成19年に内童子小学校、平成24年に東田沢小学校、浅所小学校と統合し現在に至っており、令和5年10月現在の児童数は239人となっております。加速的に少子化は進んでおりますが、小湊小学校の歴史と伝統が末永く続くことを心よりご祈念申し上げます。
創立150周年、誠におめでとうございます。
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