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自治体の皆さまへ

– 新年のごあいさつ2024 -(2)

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青森県平内町

■町民の福祉向上のため議員一同邁進してまいります
平内町議会議長 船橋 健人

新年おめでとうございます。
令和6年の年頭にあたり、町議会を代表しまして謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
町民の皆さまにおかれましては、輝かしい新春を健やかにお迎えのこととお喜び申し上げます。
令和5年を振り返りますと、自然災害が各地で発生しました。特に、5月から8月までの間の活発な梅雨前線や台風の影響で、本県深浦町、秋田県など多くの地域で記録的な大雨がもたらされ、河川の氾濫や浸水、土砂災害が発生するなど、広範囲にわたり甚大な被害をもたらし、多くの尊い人命をも奪いました。この度の自然災害で被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げ、一日も早い復旧・復興をお祈りいたします。
令和5年度の各事業は、当年度より稲生地区に巨大地震発生時の津波災害対策として救援物資の保管所を新たに整備しております。また、令和4年は陸奥湾全体でホタテガイのラーバの母体となる親貝の不足に加え、大規模産卵が見られなかったことから、令和5年度から町漁業協同組合が実施するホタテ養殖持続対策事業を支援するため補助金を支出するなど一体となって取り組んでおります。
橋梁関係につきましては、令和5年度より小豆沢橋の架替えを実施しております。また、令和6年度より白砂橋の補修を予定しております。
水道事業につきましては、令和4年度に引き続き、内童子・狩場沢地区の水道管の耐震化を実施しております。また、下水道事業では、東滝・小湊地区の整備を継続して行っております。
漁港整備につきましても、令和4年度に引き続き、白砂漁港の越波対策工事と同漁港海岸の護岸工事を実施中です。今後も町民の生命と財産を守り、町民の安全、安心に努めていくために、必要な事業を進めていく予定としております。
水稲につきましては、春先の田植え時期から天候に恵まれ順調に生育しておりました。東北農政局青森県拠点から11月に発表された作況指数は102の「やや良」でした。
しかし、出穂後の登熟期前半10~15日に平均気温が26度を超えると急激に増加するといわれる「白未熟粒(しろみじゅくりゅう)」などが発生し、品質が低下しました。
結果として、町の基幹品種である「まっしぐら」の米粒の形や色などが一定の基準を満たし高値で取引される「一等米」比率は大幅に低下し67%となりました。今後も近年増加する異常気象などに対応し、高品質米の生産確保のため、行政はじめ関係機関との連携を強化してまいりたいと考えております。
町の経済を支える「ホタテガイ養殖」については、令和4年からのラーバ不足により出荷量の減少がみられましたが、単価が高値で推移したため、町漁業協同組合の全体水揚げ金額は、当初の計画を上回るおよそ81億5千万円となる見込みであると伺っております。一方、稚貝については、親貝の不足により稚貝数が過去10年で最少であることに加え、記録的猛暑となった昨夏の高水温が原因とされる大量死被害が追い打ちをかけ、令和6年の出荷量が大幅に減少することを憂慮しております。
また、東京電力福島第一原子力発電所の処理水の海洋放出に伴う中国の日本産水産物の輸入停止措置を受け、町内の水産加工会社においても影響を受けていることから、町議会といたしましては、基幹産業である「ホタテガイ養殖」を守り育て、経営安定に努めるために、関係団体・生産者の取り組みに対し、国、県に支援を要請しながら町とともに尽力してまいります。
町政を取り巻く環境は厳しいものがありますが、町民の皆さまのご意見が町政に反映されるよう、自己研鑽に努め、町民の福祉向上のために議員一同邁進してまいる所存でありますので、相変わらざるご指導とご鞭撻をお願い申し上げます。
新しい年を迎え、平内町の限りない発展と町民の皆さまのご健勝とご多幸を議員一同心からご祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。

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