■脂質異常を防いで、動脈硬化を予防しよう
脂質異常症とは、血液中に含まれる悪玉コレステロールや中性脂肪などの脂質が基準値よりも高いまたは善玉コレステロールが基準値よりも低い病気です。自覚症状がなく放置されがちですが、血管の壁に血液中のコレステロールが付着して動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳梗塞など命に関わる病気を引き起こしやすくなります。
◆動脈硬化とは
・血管の壁が厚くなって硬くなる状態のことです
正常な血管(動脈)は弾力性、柔軟性があり、臓器や筋肉などに必要な酸素や栄養をスムーズに供給します。しかし、血液中の脂質が増えていくと血管の壁の中に蓄積し、しなやかに動かなくなった血管は血液を流すポンプ機能が弱まって全身の血液の流れが悪くなり、心筋梗塞などの発症リスクが高まります。
◆あなたは大丈夫? 血液検査の見かた
◇LDL(悪玉)コレステロール
脂質異常症診断基準値:140mg/dl以上
肝臓から全身にコレステロールを運ぶ。増えすぎると血管壁に蓄積して動脈硬化の危険大!
◇HDL(善玉)コレステロール
脂質異常症診断基準値:40mg/dl未満
余分なコレステロールを回収して肝臓に戻す。不足すると血管壁にたまるコレステロールの回収が間にあわず、動脈硬化の危険大!
◇中性脂肪
脂質異常症診断基準値:
空腹時…150mg/dl以上
非空腹時…175mg/dl以上
体を動かすエネルギー源。増えすぎるとLDLコレステロールを増やし、HDLコレステロールを減らしてしまう。
(動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版)
◆生活習慣改善のポイント
血流をよくする食生活と運動をしましょう。
たばこは血圧を上げて血管を傷つけるので禁煙をしましょう。
◇〔食事〕エネルギーや動物性脂肪のとり過ぎに注意!
・肉の脂にはLDLコレステロールを増やす動物性脂肪(飽和脂肪酸)が多く含まれているため、牛肉や豚肉の脂身、鶏肉の皮、ベーコンやソーセージなどの加工肉は控えめにしましょう。
・糖質とお酒は中性脂肪を増やします。甘い菓子や清涼飲料水は控えめに。白米や白パンよりも雑穀米や全粒粉のパンなどの方が食物繊維が多く糖質が少なくなります。
・青魚、海藻、きのこ類、野菜は積極的にとりましょう。
・寝る直前の飲食は脂肪の蓄積につながります。夕食は寝る3時間前までに済ませましょう。
◇〔運動〕運動はとり過ぎたエネルギーを消費し、全身の血行を良くします。日常的な動きを活発化して、活動量を増やしましょう。
・いつもより大またで早歩き
・階段を使う
・歩いて買い物
・帰宅時は少し遠回りして歩く
・テレビを見ながら、家事の合間に筋トレ、ストレッチ
■新型コロナワクチン令和5年秋開始接種について
町が実施する接種費用が無料のオミクロン株(XBB.1.5)に対応した令和5年秋開始接種のご案内は、これが最後となります。重症化リスクの高い高齢の方などでまだ接種をされていない方は、接種をご検討ください。
対象者:初回接種(1・2回目)を終了した12歳以上の方(前回接種から3か月以上経過で接種可)
実施日および実施場所:
予約方法:WEBまたは平内町コロナワクチンコールセンターへ電話
受付期間:2月13日(火)8:30~2月16日(金)16:00
持ち物:接種券一体型予診票(黄緑色)、本人確認書類
・ワクチンの供給状況により、実施日が変更になる可能性があります。
・予約状況により、ご希望に沿えない場合がありますので、ご了承ください。
問合せ:平内町コロナワクチンコールセンター
(平日8:30~16:00)
【電話】718-1727
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