賞味期限と消費期限の違いについてご存じでしょうか?どちらも食品を適切に保存したときの使い切るまでの期限を表示したものですが、意味合いが異なります。2つの期限の違いを理解することで、家庭での食品ロスを減らし、安全に食べきることができます。
■賞味期限
食品の袋や容器を開封しない状態で、記載されている保存方法で適切に保存した場合に、その年月日まで「品質が変わらずおいしく食べられる期限」のことです。賞味期限を過ぎたからといって、その食品が食べられなくなるわけではありません。
(例)カップ麺やペットボトル飲料など、消費期限が設定されている食品と比べると傷みにくい食品
■消費期限
食品の袋や容器を開封しない状態で、記載されている保存方法で適切に保存した場合に、その期日まで「安全に食べることができる期限」のことです。賞味期限と違い、この期限をすぎた食品は食べない方がよいとされています。
(例)お弁当やケーキなど、傷みやすい食品
■賞味期限を過ぎても食べられる食品の例
「卵」の賞味期限は「生で食べることができる」期限を表示したものです。しっかりと加熱調理(※)することで、賞味期限を過ぎても食べることができます。ただし、時期や保存方法によっては、劣化が進んでいる可能性もあるので、見た目や臭いに違和感を覚えた場合は食べないようにしましよう。
※卵だけで調理する場合は70℃で、他の食材と一緒に調理する場合は75℃で1分間以上加熱しましょう。
賞味期限と消費期限を正しく理解することは、家庭での食品ロスの削減につながります。日頃から賞味期限と消費期限を意識して生活してみましょう。
問合せ:農林課農政係
【電話】55-5898
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