8月27日(火)〜28日(水)の2日間、風間浦村総合福祉センター「げんきかん」において、日本赤十字社青森県支部(以下「日赤県支部」という。)主催の「赤十字地域防災ボランティア養成研修」が開催され、風間浦村赤十字奉仕団員14名、青森県立保健大学の実習生2名、合わせて16名が参加しました。
風間浦村での研修開催のきっかけとなったのは、村赤十字奉仕団が日赤県支部の講習内容に興味を持ったこと、日赤県支部が本研修をこれから県内に広めていく方針であるとのこと、ちょうど両者の思いが合致したことから、今回県内初の研修開催となったものです。
本研修では平時における自助・共助に必要な手当の基本と減災につながる知識を習得し、有事において自助・共助はもとより、共助のためにその知識と技術を活かせることを目的に開催されたものです。
研修の講師は、日赤県支部の山野内博見事業推進課長と船橋訓子事業推進係長の二人です。
研修では、赤十字で行う心のケア、癒しのハンドケア、心肺蘇生やAEDの操作方法、気道異物除去、三角巾を使った応急処置、避難所体験では段ボールベッドやテント設置などを行いました。日赤県支部の山野内課長からは、「災害時、特に直後は、自分や家族の身は自分たちで守ること、行政の支援が届くまでの間、近隣住民や地域の人たちが互いに協力し、助け合う自助・共助が重要になってくる。この自助・共助の力を高めることが、災害から命を守る基盤につながる。避難所では体だけでなく心も傷ついており、人は危機的な状況に対して、さまざまな時にさまざまな形で反応するもの。だからこそ、心のケアは押し付けるのではなく、相手の立場に立って対応することが重要です。」また、「避難所生活では苦しさのなかにも、楽しみを持つことが心のケアにつながる大切なこと。」という視点や能登半島地震での救護体験をもとにいろいろなお話を聞くことができ、とても貴重な研修となりました。
問合せ:風間浦村 村民生活課 福祉介護グループ
【電話】0175-35-3111
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