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三島版 GIGAスクールのいま

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文部科学省が推進する「GIGA(ギガ)スクール構想」に基づき、市では令和3年3月より公立小中学校の児童生徒に1人1台のタブレット端末を貸与しています。導入から2年半が経過した今、子どもたちの学びの場がどのように変わってきたのか紹介します。

■GIGAスクール構想とは
1人1台の端末と高速ネットワーク環境などを整備し、これまでの学校教育と組み合わせることで、多様な子どもたちを誰1人取り残すことなく、その能力を最大限に引き出すことを目的とした文部科学省の構想のことをいいます。
※GIGAは「Global and Innovation Gateway for All」の略で、日本語に訳すと「すべての人に包括的で革新的な入口を」という意味

■さまざまな場面で活躍中!
小・中学生が普段、タブレット端末をどのように活用しているのか、活用事例を紹介します。
・授業支援アプリと電子黒板で…生徒1人1人の反応や考えをリアルタイムに一斉共有意見交換が活発に!
・理科の授業で…実験の様子を動画で撮影して何度も見直し
・体育の授業で…お互いの演技を動画で撮影してフォームの確認!
・検索機能で…疑問に思ったことはすぐに調べられる!
・観察日記に…毎日写真を撮って朝顔の観察日記
・委員会活動・部活動で…授業以外でも「Teams(チームズ)※」などを使ってクラス・学年を問わず情報共有したり、部活動の練習に活用したりしています。中学校ではタブレット端末の使い方を生徒総会で子どもたち自身が決めているところもあります。
※「Teams(チームズ)」…マイクロソフト社が提供するコミュニケーションツール

■実際どうなの? GIGAスクール!
「GIGAスクール」導入から2年半、児童・生徒や教員に率直な気持ちを聞きました。

○教員からの声
・学習内容によって、タブレット端末の方がいい時と紙の方がいい時と、使い分けて授業ができるようになりました。
・タブレット端末を使うことで、友達や教師と意見をすぐに共有することができ、協働的に学ぶ時間が増えました。
・子どもが授業のふり返りを書くのに、キーボードで打ち込む方が、書く量が増え、内容もよくなったように思います。
・タブレット端末は校外学習でも使えるので、しおりを印刷する時間も削減され、カメラ機能も活用できました。

○児童・生徒からの声
・授業での配布物が減り、プリントなどデータで保存できて便利になりました。
やったことをすぐに先生に確認してもらえるのがいいなと思います。
・理科の実験や家庭科の実習などで先生が手元を映してくれるのでわかりやすかったです。
動画を見返せば復習できるので、家でダンスの練習もできました。
・クラスや部活動ごとの情報共有ができるので便利になりました。
・これからは、他校との交流をしたり、いろいろな発表の方法を学んだりしたいです。

■活用方法はほかにも!
「GIGAスクール」によって、先生同士の学びや保護者の皆さんの負担軽減など、さまざまな効果が得られています。

(1)教員同士の学びの場
みしまGigaSchoolポータルサイトでは、授業での活用事例を教員同士で共有しています。
また、教員研修においてもタブレット端末を活用しています。

(2)働き方改革で子どもたちと向き合う時間を
市では、未来の教室実証事業をきっかけに「学校DX化による業務改善」に取り組んでいます。
令和5年度からは小中学校の新1年生を対象に行う家庭環境調査票などのオンライン化を実現し、保護者の負担軽減にも繋げています。

家庭環境調査におけるこれまでの成果:
・ペーパーレス効果 約10,000枚
・時間削減効果 約530時間

■GIGAスクールと、これからの学校DX ー三島市教育長からのコメントー
ー子どもたちにより良い教育をー
小塚英幸 三島市教育長
子どもたちのために研修を深めている教員の努力と、意欲的に使いこなそうとする子どもたちの努力により、タブレット端末は当たり前のように活用されています。各学級に整備されている電子黒板を併用できることも、効果的です。
今後も個別最適な学びと協働的な学びのさらなる充実に努めるとともに、校務のデジタル化やデータ活用など教員が子どもたちにより良い教育を存分に行うことができるよう、学校DXを推進してまいります。

問合せ:
・教育総務課【電話】983・2667
・学校教育課【電話】983・2671

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