■間食について
管理栄養士 梅原 賢治
異常な暑さの夏が終わり、過ごしやすい気候になりました。ケーキにチョコレート、どら焼きにおまんじゅうなど、つい食べてしまう「食欲の秋」。食べ過ぎると肥満や生活習慣病の原因となってしまいますが、上手に間食を摂ることで気分をリフレッシュする、集中力がアップする、暴飲暴食を防ぐなど様々なメリットがあります。そこで今回は間食の摂り方のポイントについてご紹介します。
▽食べる量の工夫
1日あたり200kcal程度(1日の摂取カロリーの10%)が適量となります。商品パッケージの栄養成分表示を確認して量を調整しましょう。
▽食べる時間の工夫
午後3時前後がおすすめです。この時間帯は食事の間隔が空きやすい昼食と夕食の間になるので、夕食の摂り過ぎの防止につながります。また、私たちの身体は午後10時から午前2時まで脂肪を体に取り込む働きが活発になるため、その時間に間食を摂ると余分なエネルギーが体脂肪として蓄積されやすくなります。逆に、朝6時から午後3時頃まではその働きが緩やかになると言われています。
▽選び方の工夫
間食には補食としての役目があります。これは1日3回の食事で摂りきれない栄養素を間食で補う食べ方です。日本人に不足しがちなビタミン、カルシウム、食物繊維など、日頃の食生活で不足しているものを選ぶようにしましょう。おすすめの間食としてはチーズやヨーグルト、シリアル、さつまいも、果物、ナッツ類などです。
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