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YOU and IZUNOKUNI(あなたと伊豆の国) 第18回

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静岡県伊豆の国市

山﨑(やまさき)伸二(しんじ)さん
ミニトマト農家

■自然や人に恵まれた就農のまち
ミニトマトのニューファーマー(新規就農者)として8年目を迎える山﨑さん。農家になることを夢見て故郷の熊本を離れ、2016年に伊豆の国市へ移住しました。
「東京で農業フェスに参加したとき、伊豆の国市が最も農業の研修やサポートの体制が手厚かったことが、移住・就農の決め手でした」。
憧れの農家としてスタートを切った山﨑さんでしたが、当初は苦労の連続でした。「研修期間を終え、ようやく自分の第1作目という年に台風の被害に遭ったり、ミニトマトが病気や害虫の被害に遭ったりと、当初の数年は収穫量が安定しませんでした」と振り返ります。その後、研究を重ね、病害虫のリスクを抑えるために、土耕栽培から養液栽培(土を使わず、培養液で作物を育てる栽培方法)に切り替え、収穫量が安定してきました。
山﨑さんが次にこだわったのは新鮮さ。「ミニトマトは、そのままを生で食べるのが1番おいしい。皆さんに新鮮なミニトマトを味わっていただきたいので、収穫してすぐに出荷できる生産体制づくりにこだわっています」。
移住者の山﨑さんから見た伊豆の国市は、「農業をするのに良いまち。自然だけでなく、人も良い。3年間の就農研修を共に過ごした仲間や先輩が多いのも心強いです」。
燃料や肥料の価格高騰など、農家を取り巻く状況は厳しく、苦難の日は続きます。「だけど、支えてくれる仲間がいる。どんな時も根気よくミニトマトを作り続け、安定した収穫と鮮度を追求したいです」。故郷から遠く離れたこのまちは、山﨑さんが夢を叶える場所になりました。

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