■第5回 旧正月とバレンタイン
サェンバェノー(こんにちは)、アノンです。
皆さん、Happy Lunar New Year!(旧正月おめでとう)
伊豆の国市で迎える初めての旧正月です。モンゴルでは新しい年である辰年が2月10日から始まります。日本では、約150年前に旧暦から新暦に切り替わっていますが、アジアの多くの国では、旧正月が新年として祝われ、各国共通の伝統もあれば、その国独自の伝統もあります。モンゴルでは、厳しい冬を乗り越えた後に春が訪れる喜びを祝う意味もあります。旧正月には、私も民族衣装デールを着て息子二人と新年のあいさつを行い、いつも見守ってくれている富士山に感謝を込めて元旦を祝おうと思います。
そして、2月といえばバレンタインデーです。皆さん、バレンタインデーは、3世紀のキリスト教司祭であるバレンティヌスが処刑された日だと知っていますか?バレンティヌスは、当時、兵士たちの婚姻を禁止したローマ帝国皇帝によって、隠れて多くの兵士たちの愛を認め結婚させた罪に問われたのです。そして後世の人々は、バレンティヌス司祭を愛の守護聖神としてまつり、彼が処刑された2月14日を「Saint Valentine’s Day」と呼び、お祈りをするようになったそうです。面白いですね。
日本のバレンタインは、女性から男性にチョコレートを渡し、愛の告白をする日として知られていますが、これはお菓子の販売促進を目的とした商業的な背景からできた文化だそうです。モンゴルでは若者たちがチョコレートなどのプレゼントを渡し合いますが、女性だけでなく男性からももらえます。海外では、それぞれバレンタインデーの文化が異なっており、プレゼントもチョコレートだけではありません。しかし、愛を伝える日という本来の意味は間違ってはいないので、日本のバレンタインも良いと思います。
日本人は、古くから海外の文化を取り入れ、日本らしく発展させるところが素晴らしいです。バレンタインデーにチョコをあげる文化は世界にかなり広がっています。というわけで、皆さんも素敵なバレンタインデーを〜
それでは、バヤルタェ(さようなら)。
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