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自治体の皆さまへ

~冬が近づいてきました~冬の寒さに心も体も血圧負けるな!

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静岡県函南町

冬の寒さは、さまざまな身体の変化を引き起こします。特に気を付けたい身体のサインは血圧です。寒さで血管が収縮し、夏に正常だった血圧も上昇しやすくなります。また、鍋や麺類など温かい汁物などを多くとる冬は、血圧を高くする塩分を多くとりやすい季節でもあります。
もし高血圧が完全に予防できれば、年間10万人以上の人の死亡を防ぐことができると推計されています。高血圧自体は、この数十年で大きく減少しましたが、今なお20歳以上の国民のおよそ2人に1人は高血圧といわれています。

■高血圧になってしまったら
自宅で血圧を測り135/85mmHg以上の人は高血圧となります。血圧の数値を記入して医療機関に相談してください。
もし血圧が高くなったらきちんと受診をし、薬を処方されたら内服をして数値をコントロールする事が必要になります。定期的に血圧測定をし、確認をしていきましょう。

▽血圧値の分類(成人血圧、単位mmHg)

■白衣高血圧だから安心?
自宅では数値が落ち着いているのに、健診や診察室で高い人は白衣高血圧といわれます。
白衣高血圧の人はストレスに対する過剰な緊張から血圧が高くなります。そのため日常の緊張するさまざまな場面で血圧が上昇している可能性があります。また、将来治療が必要な高血圧になる可能性が高いといわれています。普段の値を知るために自宅で血圧測定をしていくことが重要です。

▽知ってるようで知らない正しい血圧の測り方
・測る時間…朝と夜1日2回
・測る姿勢…足を組まず座って測る。心臓の高さと腕に巻いているカフの位置を合わせる。
・測定条件…毎回条件をそろえて測る。起床時間後1時間以内に測る。1~2分間は話をしないで安静にする。測定前はたばこ・飲酒・カフェインをとらない。食前・服薬前にする。
・数値の見方…測定は各2回行い平均値をとる。

■防げ!ヒートショックで命を落とさないために
急激な温度変化により血圧が大きく変動することで失神や心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こし、身体へ悪影響を及ぼすことをヒートショックといいます。
日本で年間累計1万人以上がヒートショックが原因で死亡しているといわれています。高血圧や糖尿病、脂質異常症など動脈硬化が進行した高齢者は、血圧の上昇による心筋梗塞、致命的な不整脈、脳梗塞や脳出血などを引き起こしやすくなっています。ヒートショックは防げるものです。この冬、大事なあなたの命を守ってください。

▽ヒートショックを起こしやすい場所
ヒートショックを起こしやすい場所は、冬場の冷え込んだトイレ・洗面室・浴室などの極端な温度差がある場所です。
トイレも、排便でいきむと血圧が上がり、排便後急激に血圧が低下することで、ヒートショックが起こりやすくなります。

▽ヒートショックを起こしやすい人
・65歳以上(特に75歳以上)の人
・狭心症、心筋梗塞、脳出血、脳梗塞などの病歴がある人
・不整脈、高血圧、糖尿病の持病がある人
・お風呂に入る際に以下の生活習慣がある人
食事や飲酒直後に入浴する
薬を飲んだ直後に入浴する
一番風呂に入浴する○深夜に入浴する
熱い湯(42度以上)に首まで長くつかる

■ヒートショックを防ぐための予防方法

▽お風呂での予防
・入浴前と入浴後に水分を補給する
・食後1時間以上空けて入浴する
・お酒を飲むなら入浴後にする
・部屋間の温度差をなくす(お湯を張った浴槽のフタを開けたり、入る90秒前に浴室にシャワーをすれば、浴室内は暖まります。)
・一番風呂は避けて2番目以降に続けて入る
・浴槽の湯温41度以下の低めにしてかけ湯をして入る。また、10分~15分くらいの入浴でゆっくり温まり、長湯はしない
・浴槽から急に立ち上がらない
・家族の人で入浴時間が長い場合は、安否確認をする

▽トイレでの予防
・寝室はトイレの近くにする
・トイレに暖房器具を置く
・いきみすぎない

■高血圧予防教室を開催します
参加無料

▽日時・内容
1回目…12月14日(木)14時~15時30分
・高血圧について(医師)
・運動のポイントについて(理学療法士)
2回目…12月21日(木)14時~15時30分
・生活のポイント(脳卒中看護認定看護師)
・予防の食事、みそ汁塩分測定(管理栄養士)

▽場所
保健福祉センター

▽対象・募集人数
町内在住者50人(先着順)

▽持ち物
筆記用具、ご自身の健診結果、みそ汁(2回目、希望者のみ)

▽申込み
12月8日(金)までに健康づくり課窓口または電話でお申し込みください。

問合先:健康づくり課
【電話】978-7100

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