第38回:5月31日は「世界禁煙デー」~COPDを早くに発見しよう~
世界保健機関(WHO)が1989年に世界禁煙デーを定めてから35年目になります。たばこの煙に含まれる有害物質が原因でおこるCOPDという病気を知っていますか?
COPDは慢性閉塞性肺疾患といわれ、有害物質の吸入や大気汚染によって肺が炎症をおこし、呼吸がしにくくなる病気です。
日本ではCOPDの原因の90%以上が喫煙によるものといわれています。40歳代から徐々に増え、70歳以上の6人に1人がみられるよくある病気です。
症状としては肺の空気をうまく吐き出せなくなることで酸素不足を起こし、息切れを起こします。初期は症状が乏しいため、進行してから気付くことが多くなりますが、壊れた肺の機能は元には戻りません。そのため早く見つけることが進行を防ぐ第一歩です。
●次の症状がある人は早めに受診をしましょう。
○長めの階段をあがった時に、きつく感じ、息切れをする○同世代の人と歩くと自分だけ遅れ、追いつこうとすると息切れがでる
○長く咳や粘り気のある痰が続いている
○体重が減少してきた
○ゼイゼイ、ヒューヒューという呼吸音が出る
自分自身・大事な人を守るために禁煙にこころがけましょう。
問合先:健康づくり課
【電話】978-7100
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