■富士宮市民は高血圧症の人が多い
令和元年度に実施した特定健診の結果から、富士宮市は、男女ともに高血圧症に該当する人の割合が、県平均と比べて1.22倍高いことがわかりました。
◇高血圧症割合の比較
◆高血圧症とは
自宅で測った血圧が、最高135mmHg以上または最低85mmHg以上の状態が続くことをいいます。
▽血圧とは
血液が動脈を流れる際に、血管の内側の壁を押す力のことで、心臓から送り出される血液の量や血管の太さ、血管の壁の弾力性によって決まります。
▽塩分をとり過ぎると
血液中の塩分の濃度を下げようとして水分を取り込むため、血液量が増え、血管へ強い圧力がかかり、高血圧の状態となります。
▽高血圧症になると
脳出血や脳梗塞、狭心症や心筋梗塞、腎不全など、さまざまな臓器で重い合併症を引き起こしやすくなります。
合併症は、一度起きると完全に治すことが難しいため、普段から食事に気をつけて生活することが大切です。
■塩分のとり方を見直そう
令和4年度に実施したお塩のとり方チェック票の結果から、富士宮市は、県平均と比べて、1日2回以上漬物を食べる人が多く、特に高齢世代で頻度が高いことがわかりました。
◇漬物を食べる頻度
同世代の同性と比べた食事量は、高齢の世代より若い世代の方が、多いと感じていることがわかりました。食べ過ぎると塩分のとり過ぎにつながります。
◇同世代の同性と比べた食事量
◆塩分を減らす食生活を
・醤油やソースをかける前に味見をしよう。
・弁当や惣菜を買うときは、パッケージなどの裏にある栄養成分表示などで、食塩相当量を確認しよう。
・漬物を食べる量は、1日1回、少なめにしよう。
◎「お塩のとり方チェック票」で確認しよう
[静岡県 お塩のとりかた]で検索
※詳細は本紙またはPDF版の3ページを参照してください。
問合せ:健康増進課
【電話】22-2727【FAX】28-0267
<この記事についてアンケートにご協力ください。>