このコーナーでは…「シニア・健康・医療・介護・障がい」に関する情報をお知らせします
■あなたは大丈夫? 正しく知ろう
《歯みがき》
歯みがきなどで口のケアをすることは、感染症を予防するなど全身の健康を守ることにもつながります。
正しい歯みがきができていないと、歯の表面や歯と歯茎の境目に歯垢(プラーク)が溜まります。歯垢1mgの中には、約1億以上もの細菌がいるため、歯垢を放置すると歯石になり、虫歯や歯周病になるリスクが高まります。
歯垢は、水を含んで口をゆすぐだけでは落とせません。歯と歯の間や、歯茎と歯の境目などを意識して磨き、歯垢や汚れをしっかり取り除くことが大切です。
◇歯ブラシの選び方
(1)ヘッドが小さい歯ブラシを
歯と歯の間や、歯と歯茎の間の細かい箇所、奥歯に毛先が届きやすくなります。
(2)普通の硬さの歯ブラシを
歯茎を傷めずにしっかりと磨くことができます。ただし、歯周病の人や歯茎が弱い人は、柔らかいものを選びましょう。
(3)背もたれの部分が薄い歯ブラシを
奥歯を磨くときに、スムーズに口の奥に入れられます。
◇定期的に歯ブラシの交換を
ブラシの毛先が開くと、毛先が歯に当たりにくくなります。
長い間使用していると、毛先が開いていなくてもブラシに弾力がなくなり、歯垢や汚れを取り除きにくくなります。1カ月を目安に歯ブラシを交換しましょう。
◇磨き方
▽歯ブラシの持ち方
えんぴつを持つように軽く持つ。
▽毛先の当て方
ブラシの先を歯と歯茎の境目や歯と歯の間にきちんと当てる。
前歯の裏側を磨くときは、ブラシを縦にして歯にしっかり当てる。
▽力加減
毛先が広がらない程度の弱い力(150g~200g)で磨く。
▽動かし方
5~10mmを目安に小刻みにブラシを動かして磨く。
◆口の周りの筋肉を動かそう
口の周りの筋肉を動かし、嚙む力や舌の動きの低下を予防すると、口の中の健康を保てるだけでなく、誤嚥性肺炎の予防につながります。
・ブクブクうがいをする
1分程度行うと、口周りの筋トレになります。
・よく噛んで食べる
唾液の分泌により、食べ物のカスや細菌を取り除き、虫歯や歯周病予防にもつながります。
・大きく口を開けて動かす
会話をしたり、歌を歌う時に、大きく口を開けて動かすと、飲み込む力の低下を予防します。
問合せ:健康増進課
【電話】22-2727
【FAX】28-0267
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