富士宮市は、数多くの文化財が点在する歴史のまちです。まちの魅力的なスポットを訪ね歩き、身近に見て・触れて・感じてみませんか。
■[黒田・星山地区]月の輪上遺跡
黒田小学校の南にある、月の輪上遺跡は、市内に250カ所以上ある遺跡の一つで、多くの建物跡や土器が出土しています。
この場所は、小高い丘の上に位置しており、水田稲作には不向きな土地であったため、主に畑作や狩猟採集をしていました。
過去に行われた6回の調査では、竪穴建物跡※1が27軒、掘立柱建物跡※2が7軒、溝が3条発見されており、出土した土器から、2世紀の後半(弥生時代の後期)頃に営まれた集落であると考えられています。
この集落は、3世紀の後半(古墳時代の前期)頃までには月の輪平遺跡に移動したと考えられています。月の輪平遺跡からは掘立柱建物が2軒、竪穴建物跡が117軒発見されており、月の輪上遺跡よりも大きい集落が営まれていたことがわかっています。
※1 地面を数十cm掘って半地下の居住空間を作り、木で柱を立てて土や葦をかぶせて作られた建物
※2 地表面に直接柱穴を掘って立てられた建物
※詳しくは本紙25ページをご覧ください
■歩く博物館 Jコース《黒田・星山地区》星山の手ひきと倭文神社コース
市役所6階文化課、郷土資料館(文化会館内)、出張所または市公式ウェブサイトなどにあります。
【HP】トップページ→市民の皆さんへ→教育・文化・スポーツ→郷土資料館→歩く博物館
■歩く博物館ガイドブック
全24コースの地図と解説付きです。
料金:500円
申込み:市役所6階文化課、埋蔵文化財センターの窓口で
その他:郵送で購入したい場合は、電話またはメールでお問い合わせください。
問合せ:文化課
【電話】22-1187
【メール】e-bunka@city.fujinomiya.lg.jp
問合せ:文化課
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【FAX】22-1209
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