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令和6年度施政方針(1)

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静岡県富士市

「輝く未来を拓く生涯青春都市富士市突破の年」
(1)「少子化対策に関連する取組」(2)「地方創生に向けた取組」(3)「時代のニーズを捉え、未来を拓く取組」の3つに、「安全・安心な暮らしの確保に向けた取組」を加え、これらを重点的に実施します。今年度も「第六次富士市総合計画」のめざす都市像の具現化に向け、果敢に取り組んでいきます。

■重点施策
[1]少子化対策に関連する取組
加速する少子化への対策は喫緊の課題です。妊娠・出産・子育てへの不安を取り除き、安心感をはぐくむ「みんなで子育て」「預かるを充実」「家庭に寄り添う」「家計にやさしく」の4つのテーマを、幸福や希望などの意味を持つ四つ葉のクローバーに例え、それを育てる大地となる「若者を応援」を加えた各種施策を「はぐくむFUJIこども未来パッケージ」として展開し、多様な主体の皆様からなる「チーム富士市」の力を結集して少子化に挑みます。

[2]地方創生に向けた取組
富士山の麓で、全国どこからでも訪れやすい特長を生かし、まちの魅力を高めます。
市内外の多くの人々と交流・連携することは、市の持続的な発展に欠くことができないため、総合体育館の整備や大学との連携などに取り組む「交流の促進・にぎわいの創出」、富士駅北口の再整備やシームレスな公共交通の実現などに取り組む「都市機能の高度化」を重点的に展開していきます。

[3]時代のニーズを捉え、未来を拓く取組
人口減少や気候変動など、未来に影響を及ぼす諸課題に対し、本市が有する地域資源を生かし、最大限の効果を発揮させるため、「デジタル変革」に関する取組、「SDGs未来都市」としての取組、「ゼロカーボンシティ宣言」に関する取組をさらに推進していきます。

[プラス]安全・安心な暮らしの確保に向けた取組
市民の生命と日常の暮らしを守るため、これまで実施してきた対策をさらに深化させ、安全・安心な暮らしの確保に向けた取組に全力を尽くします。震災犠牲者「ゼロ」を目指すとともに、危機管理体制の充実を図り、市のさらなる強靭化に取り組みます。
また、新病院の建設については、市民から厚く信頼される病院を少しでも早く開院できるよう、着実に取り組んでいきます。

■施策の大要
★は「重点施策」に位置づけた事業、太字表記は新規事業です。

[1]安心できる暮らしを守るまち
○危機管理
★避難支援体制の構築を目指して、防災アプリ「防災ふじ」を周知し、支援者の拡大を推進
★避難行動要支援者名簿を精査することで、災害時に真に支援が必要な人を把握し、日頃からの見守り活動に活用
★沖田地区などの総合的な治水対策の推進
★富士早川や下堀などの河川改修
★間門や水口(みのくち)などの急傾斜地崩壊対策の推進
★江尾地区へ緊急排水ポンプを導入
★木造住宅の耐震補強を支援
★危険なブロック塀などの撤去・改善を支援
★新たな「富士山火山防災マップ」を全戸配布し、順次説明会を開催

○消防・救急・救助
★消防指令センターに映像通報システム(Live(ライブ)119)を導入
・大淵分署及び鷹岡分署の高規格救急自動車を更新
・ドローンを1機追加配備
・吉永分署、富士見台分署、大淵分署に非常用電源設備を設置
・消防団アプリを導入

○市民安全
・通学路の防犯カメラ設置費用に対する補助を実施
・町内会等に属していない場所などへ、街頭防犯カメラを試験的に設置
・市内企業の新人社員研修で悪質商法の被害防止に関する講座を実施

○市民活躍
・須津地区及び松野地区を対象に、まちづくり活動推進一括交付金制度を試行導入
・天間まちづくりセンターのリニューアル工事を実施
・原田まちづくりセンターのリニューアルに向けた実施設計
・今泉まちづくりセンターの石積擁壁改修工事に向けた詳細設計
・男女共同参画地区推進員の選出方法や事業内容についての検討
・企業向け講座や女性デジタルスキル習得講座などを開催

[2]次代を担うひとを育むまち
○子育て
★「こども誰でも通園制度」の試行
★幼稚園・保育園などにおける給食の主食費を支援
★公立保育園民間移管の円滑化に向けた引継ぎ共同保育の実施
★国の「子育て応援金」に物価高騰分を上乗せ支給
★産後ケア事業・はぐくむFUJI家事育児サポート事業の初回応援チケットを配付
★妊婦歯科健診を無料化
★産前産後サポート事業「ママのおうち」会場の増設
★低所得世帯に対し、こども医療費の自己負担金を無料化

○子ども・若者
★「(仮称)富士市こども総合計画」の策定
★「子育て総合相談センター」などを「こども家庭センター」に再編
★大学などのフィールドワークの新規創出支援
★「(仮称)フィールドワークセンター」の開設
・「ふじのくに出会いサポートセンター」の登録料を全額助成
・青少年教育センター、丸火自然公園、博物館などで若者世代の交流事業を実施

○学校教育
・全中学校区で小中一貫教育を実施
・全ての小・中学校を「コミュニティ・スクール」に指定
・岳陽中学校に武道場を建設
・小・中学校の特別教室に空調設備を整備
・吉永第二小学校、吉原第三・元吉原中学校の屋内運動場や、大淵第一小学校などの校舎等を改修
・特別支援教育等サポート員の増員
・市立高校にAIテスト自動採点システムを導入
・市立高校の海外探究研修を再開

○社会教育
・地区まちづくりセンターなどを会場に放課後子ども教室・少年教育講座を開催
・「旧順天堂田中歯科医院」の移築復原に向けた建物調査、実施設計
・「浅間古墳」の保存活用計画の策定及び文化財シンポジウムの開催
・「千人塚古墳」の保存整備のための工事及び発掘調査の実施

○市民スポーツ・市民文化
★令和7年4月供用開始に向けて、総合体育館の本体工事と運営準備を推進
・砂山公園プール(富士マリンプール)の事業者選定に向けた準備
・陸上競技場の改修
・富士総合運動公園野球場のスコアボードをフルカラーLED方式に更新
・市展において「デジタルアートの部」を試験開催

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