文字サイズ
自治体の皆さまへ

富士市CNFプラットフォーム設立5周年

5/39

静岡県富士市

~CNFでつながり ひろがるものづくりのまち ふじ~
富士市は、木材などの植物から取り出した直径数ナノメートル(1ナノメートル=10億分の1メートル)の繊維状の物質セルロースナノファイバー(CNF)に注目し、CNF関連産業の創出・集積に向けた取組を進めています。

◆富士市CNFプラットフォーム
CNFの用途開発を加速するため、産学金官などの連携・ネットワーク構築の場として、令和元年11月に「富士市CNFプラットフォーム」を設立しました。現在は、市内外の企業などを中心に、200を超える会員数となっています。
本年で設立5周年を迎えることから、7月3日に設立5周年記念シンポジウムを開催しました(詳しくは、本紙15ページをご覧ください)。

◆CNFを通して、富士市が目指すこと
CNFは、森林を資源にした新素材です。
森林は、切る・使う・植えるという循環ができる再生産可能な資源で、成長の過程では二酸化炭素を吸収します。また、CNFは様々な分野での活用の可能性があり、新しい技術や用途開発が進んでいます。これらのことからCNFは、地球環境への寄与と新産業の創出となる「環境と経済の両立」を果たします。
富士市がCNFの取組を進め、持続可能なものづくり産業が発展することを期待しています。
富士市CNFプラットフォーム会長
青木憲治(けんじ)さん(静岡大学グローバル共創科学部准教授)

◆CNFを知ろう!学ぼう!
富士市では、市民向けにCNFを知り、学ぶ機会を設けています。

○CNF普及啓発活動
CNF普及啓発講座のほか、市役所1階のシティプロモーションコーナー「ふじなう」で、CNF関連製品の展示などを行っています。

○ふじのくにセルロース循環経済国際展示会
CNFやセルロース材料を活用した製品開発の促進、関連企業のビジネスマッチングの場として開催される国内最大級の専門展示会です。
日時:10月24日木曜日・25日金曜日
場所:ふじさんめっせ
内容:企業や団体の展示、セルロース素材を活用した車両の展示など

◆私たちの周りにもCNFを使用した製品が生まれています
CNFには軽量・高強度、透明性、温度の影響で変形しにくい、保湿・保形性など様々な特徴があります。この特徴を生かしたCNF製品が生まれています。

○丸富製紙(株)「ペンギン芯なし超ロング」
トイレットペーパーの芯部分にCNFを使用し、つぶれや変形を防止

○(株)田子の月「どらやき」
どらやきの皮にCNFを添加し、しっとり・ふわふわ感が持続

○エフピー化成工業(株)「Mawal」
植物由来成分を高配合し、プラスチックとCO2排出量を削減

このほかにも富士市では、CNFを活用した15製品をブランド製品として認定しています。

問合せ:産業政策課
【電話】0545-55-2779【FAX】0545-51-1997【メール】sa-sangyou@div.city.fuji.shizuoka.jp

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU