『亡くなった後、角膜(眼球)を病気等により目が不自由となられた方の角膜移植のために提供する』ことを献眼といいます。その意思を生前に申し出て、お名前を登録することを献眼登録といいます。小山ライオンズクラブは、昭和45年から移植希望者と献眼者の架け橋として献眼活動や普及活動を行っており、ご遺族からの申し出によりご協力いただいた献眼者数は1854名を超え、県内でもトップクラスとなっています。
しかし、日本では献眼者数に対して角膜移植待機患者数が上回り、常に不足している状態です。一人でも多くの方が愛の光を取り戻せるようにご協力をお願いします。
◆角膜と角膜移植
角膜は、眼球の黒目の表面を覆っている透明な膜です。病気や外傷で白く濁ってしまった角膜を透明な角膜と取り替えて失った視力を回復させます。角膜移植は、亡くなった後、眼球を提供してくださるドナーがいなければできません。角膜提供(献眼)は、角膜が透明であれば年齢に関係なくできます。
◆献眼の受付・流れ
(1)小山ライオンズクラブ献眼専用ダイヤルへ連絡(24時間365日受付可能)
(2)東京大学病院・順天堂大学病院の担当医が安置場所にて摘出(1時間程度で摘出)
(3)摘出後は医師が義眼を入れて、丁寧にお顔を整えます。
(4)検査等をして移植病院へ搬送・移植
◆献眼Q and A
Q.献眼するのに年齢制限はありますか?
A.年齢制限はありません。
Q.近視や乱視でも献眼はできますか?
A.角膜が透明であれば、近視・遠視・老眼・白内障・緑内障でも可能です。(感染症等で献眼できない場合もあります。)
Q.眼球を摘出したあとは顔が変わりますか?
A.摘出後は医師が義眼を入れて、丁寧にお顔を整えます。
Q.アイバンク登録がなくても献眼できますか?
A.アイバンク(献眼)登録がなくても、ご遺族からの申し出で献眼できます。
▽角膜移植を受けた患者様からのお便り
「この度は貴重な角膜をご提供いただき厚くお礼申し上げます。角膜移植手術が無事に成功してそれまで濁っていた目がとてもきれいな目になって言葉にできないくらい嬉しいです。まだ視力が出てきていませんが、いただいた目を大切にしてゆっくり回復を目指していきます。ぼんやりと暗闇をみていたところから、明るい世界がわかるようになって気持ちも明るくなりました。本当にありがとうございました。」
(『令和5年度静岡県アイバンクだより』より抜粋)
◆献眼・アイバンク登録
小山ライオンズクラブへお問い合わせください。
・小山ライオンズクラブ事務所【電話】76-1163(日中)
・小山ライオンズクラブ献眼専用ダイヤル【電話】090-7311-5243(24時間365日受付可能)
・各葬儀社
問合せ:社会福祉課
【電話】76-6661
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