子どもの健やかな心身の成長には家庭や学校だけではなく、地域の支えも必要です。本市では「地域の子どもは地域で守り育てる」を合言葉に、青少年健全育成活動に取り組んでいます。
◆01 サポート隊
全国的に不審者の出没や学生を巻き込んだ交通事故が後を絶ちません。
子どもの安全安心を願い、ボランティアで登下校を見守るサポート隊。本市では平成17年に地域活動として発足し、主に登下校の時間帯に、通学路で子どもを見守り、交通安全対策や防犯対策に努めています。また、サポート隊は、「あいさつを通じて大人と子どもの関わりを深めること」も目的に声かけ活動を実施しています。
「できるときに、できるところで」を合言葉に、子どもたちの安全と安心を守り、地域の大人との人間関係づくりを目指しています。
サポート隊登録者数:約630人
◎交通量の多い池新田高等学校前で子どもたちを見守る野川勝美さん(早苗町)
活動歴6年。お孫さんの第一小学校入学をきっかけに活動を始めた。毎朝、「おはよう。気を付けて行くんだよ」と笑顔で声をかけている。
◆02 こども110番の家
「こども110番の家」は、子どもたちが不審者などの被害に遭いそうになったときや遭ってしまったときに、助けを求めて飛び込める家のことです。
登録している家や店舗は、子どもが助けを求めてきたら、その場で保護し、家庭や学校、状況によっては警察へ連絡をします。近年の酷暑によって、登下校時の休憩場所として受け入れてくれる110番の家もあります。7月30日には、市と日本郵便株式会社が包括連携協定を締結。市内3局(浜岡・御前崎・佐倉)が登録しています。
登録されているこども110番の家は、旗や表示板が目印として貼られています。
こども110番の家登録軒数:約420軒
~困ったときは声を掛けてね!~
◆子どもたちが事故無く学校へ行けるように
〈活動歴10年 山本 佐太郎さん(佐倉三区)〉
私がサポート隊として活動を始めたのは約10年前。町内会役員になると同時に、サポート隊にも入隊しました。初めは通勤時間と重なってしまい、毎朝というわけにもいかず、できる範囲で活動をしていました。町内会役員を退任し、一度サポート隊の活動も終えましたが、子どもたちの安全を見守る意義を感じて2年後に再開。それからは毎朝、帽子を被り、旗を持ち、子どもたちを見送っています。
暑い日や雨の日に約20分活動するのは大変ですが、そんな天候の日こそ危険が潜んでいると思います。これからも子どもたちが事故無く過ごせるように活動していきます。
◎約30人の児童が使用する通学路。横断歩道がない場所を安全に渡れるようにサポートする。
【VOICE】
◎毎日同じ場所で見守ってくれているから安心して登下校ができるよ!ありがとう。
…御前崎小5年 川口 晴愛(せいら)さん(女岩区)・御前崎小3年 萩原 さくらさん(女岩区)
◎家族以外の大人が見守ってくれている安心感は大きいです。毎日のこの光景は当たり前ではありません。感謝しています。
…4年生と2年生の母 笹本 敦子さん(本町)
◆毎月10日 スクラムグッドマナーあいさつ運動
御前崎市では、毎月10日(土日祝の場合は前日)に「スクラムグッドマナーあいさつ運動」を実施しています。市内の園や小中学校、高校前で、子どもたちやPTA役員・保護者会、地域住民、近隣企業が登校する子どもたちにあいさつをする活動です。
子どもたちに出会ったら声を掛け、あいさつの輪を広げていきましょう。
青少年健全育成活動に興味のある人は照会先または各地区センターにご連絡ください。
皆さまのご協力をお待ちしています!
※詳しくは広報紙をご覧ください。
照会:社会教育課
【電話】0537-29-8735
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