文字サイズ
自治体の皆さまへ

【特集】学びで潤う私の日常 人生の宝物を探す航海に出よう(2)

2/21

静岡県御前崎市

◆人生を考える
一度しかない人生。これまでどんな風に過ごしてきたのか、そして、これからどんな風に過ごしていきたいのか、理想の自分について考えてみましょう。

《tool 1》おまえざき学びの航海図
「おまえざき学びの航海図(以下、「航海図」)」は、自分が思い描く理想の生き方を実現するための計画書となるものです。「年齢に応じたライフステージごとに目指す姿」を見える化して、目標達成のために必要なことを考えることができます。
航海図では、6歳までの「育ちステージ」から76歳以上の「輝きステージ」まで市独自の8つのライフステージに区分しています。各ステージで大切にしたい学びやライフイベントを記入し、これまで大切にしてきたこと、これから大切にしていきたいことなどを振り返ったり考えたりすることができます。

○市独自のライフステージ
0~6歳:育ちステージ
7~12歳:学びステージ
13~17歳:成長ステージ
18~30歳:自立ステージ
31~45歳:出航ステージ
46~60歳:舵取りステージ
61~75歳:順風満帆ステージ
76歳以上:輝きステージ

《航海図は人生の選択肢を増やす》
社会教育課では、航海図を使った人生を考える交流会や出前講座を実施しています。航海図を通じて他者と交流することで、一人では思いつかなかった人生の選択肢に出会えるかもしれません。
人それぞれ歩んできた人生が異なるように、人の数だけ経験や希望が記された航海図があります。十人十色の航海図は、新たな発見や気づきを得る機会につながります。

・おまえざき学びの航海図詳細はこちら
※二次元コードは広報紙をご覧ください。

・CHECK! 生涯学習に関する情報をお知らせ
社会教育課公式Instagram
※二次元ードは広報紙をご覧ください。

▽市民と協力しながら作成した「おまえざき学びの航海図」
学びの航海図に記載されている表現や考え方は、令和2年度に開催された「あなたから始まる楽しい対話講座」と、地区で選出された委員や学校長など有識者で構成される社会教育委員会で考えられました。市民目線で作成された航海図は、皆さんの人生の歩みと近く、親しみやすいものとなっています。

◆過去をじっくりと考えてみたらまんざらでもない人生でした
学びの航海図利用者 杉浦 尚志さん(下朝比奈)

~人生を振り返ることが楽しかった~
おまえざき学びの航海図を使って時間をかけてじっくりと、「これが好きだったな」「思春期で親とぶつかっていたな」と振り返るのは楽しい時間でした。
教員として働いていたときは、自分の知識や経験を生徒に還元しようと奮闘していた日々。その中で、結婚、子育て、管理職への昇格など歩みを進めましたが、立場が変わるとこれまで見えていなかったものが見え始め、より慎重に責任を持って行動するようになりました。航海図に自分の人生を書き記したとき、「一生懸命過ごしてきたこの人生もまんざらでもなかったな」と思えたことが、大きな気づきでしたね。
将来のことを考えたとき、20年、30年先のことは想像がつきませんでした。そんなときに、多様な航海図を見たことで、自分が思っていたよりも、いろいろな道があることを発見し、希望をもてたような気がします。

~後悔のない毎日を過ごすために~
過去を振り返ってみると、多世代との交流が自分の成長に大きな影響を与えていることを改めて感じました。10年前、妻の提案で家の庭にピザ窯を作り、たくさんの人と気軽に集まれるように整えました。人と交流することで新しいパワーをもらえています。
いつか訪れる生涯の終わりには、「これまでの日々が意味あるものだった」と思えるように、これから先も人との交流やつながりを大切にして毎日を過ごしていきたいですね。

◆「留学してみたい」という気持ちに気づきました
学びの航海図利用者 御前崎中学校3年 髙塚 理央さん(薄原区)

~自分が知らない世界を感じたい~
私は、物事を自分の目で見て感じることを大切にしてきました。中学2年生で部活を辞めたあとは、いろいろな経験をする時間を意図的に設けていました。そんなとき、授業でおまえざき学びの航海図を使って、進路について考えることになりました。世界は知らないことばかりだと感じていた私は、留学してみたいという自分の中に眠っていた新たな気持ちに気づきました。今は将来に向けて英語の勉強に力を入れ、英語検定の取得に励んでいます。

~過去の自分と未来の自分~
私が歩んできた人生はまだ15年。これまで、過去を振り返ることより、進学・就職など将来について考えることの方が多かったです。今回、航海図を使ったことでいろいろな角度から将来を思い浮かべることができました。自分が大切にしてきたことを踏まえ、これから取り入れた方がいいと思うことを見つけるきっかけにもなりました。

◆私も考えてみました
御前崎市長 下村 勝
20代中ごろに1つの転機があったように思います。世界で誰もやっていないことを研究するという経験から、広い知識を付けること、その中から重要なことを選別することなど、現在の自分の考え方が染みついた時期でした。実体験が人生に影響を与える大きさを改めて実感しました。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU