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自治体の皆さまへ

シン・市政始動 未来につなごう 共に輝く御前崎市

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静岡県御前崎市

◆あらさわふる里公園5月の風物詩 鯉のぼり揚げ
本年度は4月6日から5月19日にかけて、120mのワイヤーに大小さまざまな鯉のぼりがつるされました。約70匹の鯉のぼりは市民から寄贈されたもので、各家庭での役目を終えたあとも同公園でやさしい春風の中を雄大に泳いでいます。
ネモフィラやチューリップなど季節の花々とのコラボレーションは、毎年見たくなる御前崎自慢の景色のひとつです。

◆【interview】下村 勝 シン・市長に聞く御前崎市の未来
令和6年4月14日の御前崎市長選挙で当選した下村勝新市長。
今後の展望や市長就任への思いについてインタビューしました。

▽市長に就任された今のお気持ちを教えてください
皆さまのご期待に応えられるよう、一歩一歩着実に、これから産まれてくる子どもの未来まで見据えて前に進めていきたいと思っています。
大きな結果が目に見えてくるまで多少時間がかかるかもしれませんが、改善している様子は皆さまに常に見えるようにしたいと考えています。

▽御前崎市の現状をどのように捉えていますか
御前崎市は住みやすく、昔から大好きなまちです。その一方で、財政難や人口減少などの課題が立ちはだかっていることも事実です。私は人生の多くの年月を皆さまと同じく一市民としてこのまちで暮らしてきました。市長就任後、約1カ月が経ち、市民として外から見ている情報と、市長として行政の中から現状を見るのは少し違うと感じています。両方の視点で丁寧な理解のもと、一番効果的な方法を探っていきます。

▽任期中に取り組みたい課題とその手法・施策など
いくつかある課題の中でも、財政健全化はまちの行方を左右する、早急に取り組まなければならない課題でしょう。収入増加策や各施設の効率的な運営をしていき、解消していきたいと考えています。
どの課題にも、組織内の横のつながりを強化し、部や課を越えてアプローチしていくことが必要です。職員には、市民の皆さまが安心して相談できるように専門的知識を有するスペシャリストとなるよう期待しています。また、トップダウン型とボトムアップ型を融合させて意見を集約することによって、多くの意見を採用するよりよい組織を一緒に構築していきたいと思います。

▽どのようなまちにしていきたいとお考えですか
私は皆さまと「共に輝く御前崎市」を築くことを心に描いています。まちの魅力を今以上にみがくとともに、新たな強みを創出していきたいです。
例えば、子育て世代も高齢者も暮らしたくなるまちには、健康で快適な暮らしができる基盤づくりが必要です。体制や支援内容などを専門的視点で取り組んでいきます。
また、御前崎市には特徴的な産業が多く存在します。農畜産物・海産物の高品質ブランド化のほか、商工観光業の発展や国際観光都市への機能強化にも目を向けていきたいと考えています。国際観光都市に向けて、コミュニケーションツールとしての外国語教育を検討し、将来地元で活躍できる人材づくりに力を入れていきたいです。
エネルギー産業については、御前崎市の大きな特徴になる可能性があります。市民生活とマッチングした再生可能エネルギーなどの導入方法を検討していきます。
また、近年、多発化している自然災害や激甚化が予想される地震災害などへの対策を強化し、安全・安心なまちへと進めていきます。

▽市長としてどのように力を発揮していきたいですか
私はこれまで大学教員として、新しいことにたくさんチャレンジし、その中で育ってくる芽をより大きくするという手法を用いて研究を進めてきました。市政においても同じように進めていくつもりです。失敗は成功のもと。失敗を恐れず、積極的に新しいことにチャレンジする機運を醸成していきたいです。
また、複数の違う視点の人々が共同で物事を進めていると、突如としてアイデアが浮かぶものです。対話を大切にし、そのアイデアの中で育ちそうなものを選別し、市政に反映させていこうと思っています。
丁寧な思考を通じて本質を追究すること、また、さまざまな価値観を持つ人との対話を大事にすること。これまでの教育・研究の中での経験や重要視してきたことを新たな時代に即したまちづくりに生かしていきます。

▽市民の皆さんへメッセージをお願いします
私は選挙活動の中で、市民の皆さまの声を聞いていく仕組みを作りたいと明言してきました。まずは、市民の皆さまとのフリーディスカッションなどを企画していきたいです。その中で大切にしなければならないことは聞きっぱなしにならないこと。皆さまからいただいたご意見やアイデアを市政にどう反映していくか、経過報告を密にしていきます。
行政や関係団体、そして市民の皆さまと協力して共に輝くまちにしていきたいと思っています。市長就任1年目。まずはさまざまな現場に出かけていきます。見かけたら気軽に声をかけてください。

◆3つのシン
・市政を進(すす)める
・信(しん)じられる
・親(した)しまれる

◆【profile】プロフィール
下村 勝(しもむら まさる)
生年月日:昭和44年8月23日・54歳
住まい:御前崎地区
▽主な略歴
・1997年~2002年 東北大学科学計測研究所・多元物質科学研究所助手
・2013年~2023年 静岡大学工学部准教授・教授
・2016年~2021年 御前崎市教育委員
・2018年~ SRM科学技術大学(インドチェンナイ市)客員教授
・2023年 静岡大学グローバル共創科学部教授
御前崎市のお気に入りの場所:御前崎ロングビーチ
趣味:楽器演奏、カラオケ、写真
休日の過ごし方:ギター演奏、自然豊かな自宅周辺をお茶を飲みながら散歩すること
自分の性格は:本質を深く考えることが好き。映画や本も同じものを繰り返し見たり読んだりしている
ポリシー:学び続けること、誠実であること

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