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海の安全を見守り続けるまちの象徴 御前埼灯台点灯150周年

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静岡県御前崎市

◆海を照らし続けて150年長い歴史に人々が集う
5.3 FRI
記念式典

5.3 FRI → 5.5 SUN
御前埼灯台まつり竹あかりandトワイライトマルシェ

▽御前崎の自慢〝白亜の灯台〟
空が青く澄み渡り、暖かな日差しが緑の葉を照らし出す5月3日、御前埼灯台150周年を祝う記念式典が灯台前広場ウミエールで開かれました。オープニングアクトでは、「なぶら御前太鼓保存会」が、ダイナミックな動きと華麗なバチさばきを披露し、式典に華を添えました。
式典では、「御前埼灯台を守る会」会長の齋藤正敏さん(白浜区)が灯台の歴史を紹介し、来場者は150年の歴史に思いをはせました。また、御前埼灯台との思い出とともに市の未来について考えを述べる「おまえざきあかりの作文コンクール」で最優秀賞を受賞した増田凪紗さん(大山区)が作文を読み上げました。
式典終了後は、御前埼灯台を守る会による灯台まつりと、「御前埼灯台150周年を民間の力で盛り上げよう会」による竹あかりandトワイライトマルシェが3日間にわたり開催。
3日間で県内外から5744人が来場し、御前埼灯台やその周辺がにぎやかな雰囲気に包まれました。

(1)渚の交番から御前埼灯台へ続く階段に420本の手作り竹灯籠が飾られ、幻想的な雰囲気を醸し出した
(2)記念式典終了後に実施された餅投げ。1874年、建設記念に英国人技師リチャード・ヘンリー・ブラントンらと餅投げをしたと記録が残っている
(3)あかりが灯されたトワイライトマルシェでピザを購入する来場者
(4)白く輝く灯台を撮影する来場者
(5)式典では御前埼灯台を守る会が作製したくす玉が割られた
(6)子どもが通り抜けると丈夫で健康な子に育つと言われる鯉のぼりくぐり
(7)オープニングアクトを飾ったなぶら御前太鼓保存会
(8)御前崎小学校の6年生31人がソーラン節を披露
(9)優雅なフラダンスを魅せたUi Lehua
(10)笑顔が輝く御前崎ドリームメイトのステージ

※詳しくは広報紙をご覧ください。

◆INTERVEW
御前埼灯台とともに歩み続けた清水海上保安部と御前埼灯台を守る会、1I50周年を盛り上げようと熱い思いをもった人々で構成された御前埼灯台150周年を民間の力で盛り上げよう会にお話を伺いました。
▽御前埼灯台を守る会
齋藤 正敏(さいとう まさとし)会長
現在、137人3団体の支援を得て活動し、18年目を迎える。「岬にそびえる灯台の風景を残したい」という思いで発足した。
・これからも灯台とともに歩む
毎年開催している灯台まつりですが、例年以上の盛り上がりを見せた3日間でした。式典で披露した鯉のぼりを模したくす玉は、来場者の思い出に残ってほしいと願いを込め、趣向を凝らしました。
私たちは普段、旧官舎を資料館として活用し、来館者の皆さんに御前埼灯台の歴史を伝えています。会員にはクルーズ船「飛鳥2.」やフェリー「さんふらわあ」の元乗組員もいるので、リアルな話を聞けるとあって好評なんですよ。
生活の一部として当たり前にある御前埼灯台ですが、魅力や観光資源としての可能性は無限大。全国で約3100基ある灯台の中でも16基しかない貴重な「のぼれる灯台」でもあります。これからも灯台の歴史や魅力を伝承するとともに、愛護や活用する活動を続けていきます。

▽御前埼灯台150周年を民間の力で盛り上げよう会
川口 正洋(かわぐち まさひろ)座長
同じ思いをもった30人ほどで構成。当初300本ほど製作する予定だった竹灯籠は、市民約60人の協力で420本までに増え、かつてない幻想的な雰囲気を作り上げた。
・「オール御前崎」でまちに元気を
150周年を盛り上げようと団体を立ち上げ、約4カ月という短期間の中、急ピッチで「竹あかり&トワイライトマルシェ」を企画しました。さまざまな業種で働く人たちで構成されるため、多くの分野の知恵が集まり、フットワークの軽さを実感する日々でした。
これから御前崎市に観光客など人を呼び込み、盛り上げていくためには、官民一体となって取り組む「オール御前崎」がキーワードになると思います。行政をはじめとしたさまざまな事業に、民間が企画段階から入っていくことで垣根を越えていけるでしょう。今回のイベントが民間が率先して活動するきっかけのひとつとなることを願います。

▽清水海上保安部 交通課
近藤 大輔(こんどう だいすけ)係長
灯台の保守・管理を担当する。灯台は全国約3,100基。うち清水海上保安部が管理するのは42基で、御前埼灯台から一番近い登れる灯台は熱海市の初島灯台。
・約36キロ先を照らす海の指標
技術が発展し、電波による位置情報の取得が可能になりましたが、灯台は不具合などに影響されず、「定められた場所に確かに存在するもの」として、海を生業とする私たちや漁師などに圧倒的な安心感を与えてくれるのです。
灯台は「航路標識」として安全に航海するための道しるべですが、観光資源としても期待されます。5月3日の特別公開では、923人が灯台にのぼり、御前崎の海や風を感じていただきました。日没前後の点灯直後、光が安定するまでの間、エメラルドグリーンの特別な光を放ちます。この約1分間は、「ゴールデンタイム」「エメラルドタイム」と呼ぶ人もいる貴重な時間です。他の灯台に比べてアクセスも良い御前埼灯台を活用できるように多方面と協力していきます。

◆おまえざきあかりの作文コンクール
▽最優秀賞
※詳しくは広報紙をご覧ください。

◆Instagramフォトコンテスト
#御前埼灯台150周年
#あかり
御前崎市観光協会が5月1日から10日にかけて、Instagramでフォトコンテストを開催しました。テーマは「あかり」。5月1日から5日までの間に御前埼灯台周辺で撮影され、「#御前埼灯台」「#あかり」がついた投稿の中から、5作品が受賞しました。
※詳しくは広報紙をご覧ください。

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