■私たちの身近で ―県・市の様子―
《1》県
~600人以上の子どもが親と離れて暮らすも、里親等委託率は高水準~
令和3年度現在、県内で里親や施設などの社会的養護を受けている要保護児童は、641人います。
そのうち、里親・ファミリーホームが養育している子どもは228人で、委託率は全国6位の35.6%にのぼります。全国が23.5%であることを考えると、高水準であると言えます。
※県の割合は四捨五入処理により100%になりません
《2》市
~市内里親は18人(9組) 県東部の1.47%を受託~
令和3年度現在、県東部(8市4町)で社会的養護を受けている子どものうち、1.47%を市内の里親が養育しています。
これからは、里親の総数はもちろん、一時保護などが受け入れ可能な養育里親の数を増やすなど、よりニーズに応じた種類の里親の割合を増やすことも必要です。
市では、関係各所と連携し、様々な啓発活動を進めています。現在はパネル展を開催中です。
○市内の登録里親の内訳(令和6年9月現在)
養育里親 16人
専門里親(※1) 1人
養子縁組里親(※2) 10人
親族里親 2人
合計 18人(9組)
(※1)(※2)専門里親1人、養子縁組里親10人は、養育里親にも登録しています
◇里親啓発パネル展
日時:10月31日(木)まで
会場:市役所本庁玄関ホール
■担当者に聞く!御殿場市の現状
市内の里親登録者の総数は、近隣市町と人口比で比べた場合、比較的多いと言えます。特にショートステイ(9ページ)の利用が活発になってきました。ショートステイ後にそのまま正式な受け入れにつながるなど、他市町にはない動きもあります。
一方で、要保護児童の受け皿となる養育里親の数はまだ少ない状況です。里親に委託された後も、子どもが円滑に登校できるよう、1学区に1家庭以上の養育里親がいることが理想です。
また、今後里親が増え、里親同士の貴重な交流の場である「里親サロン」が市内で開催できれば、里親にとってさらに心強い支えになると思
います。
(東部児童相談所 里親担当 小林美菜さん)
問合せ:子育て支援課
【電話】82-4124
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