ブレスト・アウェアネス 〜自分で出来る乳がん予防〜

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「ブレスト・アウェアネス」とは、女性が日頃から自分の乳房の状態に関心を持つ生活習慣のことです。従来の「自己触診」のようにしこりを探すことに焦点を当てるのではなく、日常生活の中で自然に乳房を意識し、自分の乳房の変化に気付きやすくなることで乳がんの早期発見に役立ちます。乳がんは女性において最もかかりやすいがんであり、40歳以降の比較的若いうちから多く見られます。一方で、早期に見つかることも多く、比較的治りやすいという特徴があります。40歳代以上の人だけではなく、20・30歳代の人も「ブレスト・アウェアネス」を身に付け、「いつもの自分」を把握しておきましょう。

◇ブレスト・アウェアネスの4ステップ
(1)自分の乳房を知る…まずは普段の乳房の状態を知りましょう。
(2)乳房の変化に気を付ける…しこりや異常(腫れ、痛み、分泌物など)があった時に早く気づきます。
(3)変化を感じたらすぐに相談…気になる変化があったら、すぐに医師に相談します。
(4)定期的な検診を受ける…40歳以上の女性は、2年に1回の乳がん検診を受けましょう。

市の検診では、偶数年齢が対象になるほか、5年に1度の節目検診も進めています(41から61歳まで)。

◇生活習慣に取り入れるためのコツ
例えば、毎日お風呂に入ったときに鏡を使って観察します。視覚と触覚で確認し、難しく考えず、気軽にセルフチェックをしましょう。気になる変化はまずメモをとると良いでしょう。スマートフォンヘルスアプリなどの活用もおすすめです。
ブレスト・アウェアネスは、具体的な方法を取り入れ、自分の生活の一部として習慣化することが大切です。あわせて定期検診も忘れずに実施することで、乳がん予防に大きな効果があります。
また、生活習慣の改善も重要です。バランスよく3食取る、定期的な運動を行うなどの生活習慣は体重コントロールにつながり、乳がんのリスクを下げることにつながります。

◇今日から始めよう!セルフチェック
・鏡の前で腕を上下し、乳房や乳頭に変化がないかを観察します。
・片方の腕を上げ、もう片側の手で渦巻きを描くように触れしこりやこぶがないか確認します。
・わきの下を触れ、リンパ節が腫れていないかを観察します。
・乳頭をかるくつまみ、分泌物や出血がないか確認します。

■テレビ番組のご案内
がん検診受診率向上〈希望の虹プロジェクト〉
静岡社会健康医学大学院大学 溝田友里准教授が制作に協力!

NHK あしたが変わるトリセツショー
「がんのトリセツSP」(仮)
2024年10月17日(木)
総合　19：30～放送予定

NHK×全国自治体×<希望の虹プロジェクト>の協働による5がん検診受診勧奨「がん撲滅大作戦」に御殿場市も参加しています!
「あしたが変わるトリセツショー」の他、ニュース7、あさイチなどの番組でも関連した内容を放送予定です。

問合せ：健康推進課
【電話】82-1111