■富士山と共に歩むこれからの10年
富士山が世界文化遺産に登録されてから10年。私たちは富士山の様々な表情を見て、恩恵を受け、時には防災的視点に立ちながら富士山と共に暮らしてきました。節目を迎え、これからはどのような10年を迎えていくのか。「富士山と関わりを持つ中で、このような活動をしていきたい」「富士山を中心にこのような社会を築いてほしい」など、今までも、そしてこれからも富士山と共に歩む人たちから頂いた、今後の10年に向けてのメッセージを紹介します。
◆御殿場市国際交流協会 会長 勝又孝文さん
私が半世紀を過ごした外資系企業では、御殿場で撮影した富士山の絵葉書が喜ばれました。富士山の海外での知名度は高く、国際交流分野でも普遍の価値を持っています。世界に誇る財産を、これからも大切にしていきたいです。
◆御殿場市長 勝又 正美
本市は、富士山の豊かな恵みを受けて成長してきたまちです。富士山は、人々の心の支えであり、人と自然との共生を象徴する宝です。富士山の麓に息づくまち「御殿場」の魅力を、これからも全国へ発信して参ります。
◆ごてんばの富士山豆博士 玉穂小学校6年 後藤 夏葉(なつは)さん
富士山豆博士の学習を通して、富士山がふん火をいつ起こしても不思議ではないことを学びました。
過去に起きたふん火をもとに、ふん火の危険性を多くの人に伝え、備えていきたいと思います。
◆国立中央青少年交流の家 企画指導専門職付係員 柴谷紗良(しばたにさら)さん
体験活動は子どもたちの「生きる力」につながります。富士山が育む自然の荘厳さや澄んだ空気を感じることはデジタルでは出来ません。富士山の麓で体験活動の機会と場を提供し、その大切さを社会へ伝え続けていきます。
◆シニアクラブ御殿場市 連合会長 田代武満(たけみつ)さん
富士山の麓で、多くの仲間が伏流水や四季折々に姿を変える絶景に元気をもらい健やかに過ごしています。
歴史ある御殿場の地で、これからの10年も「霊峰富士」に守られ、誰もが健康長寿で、幸せに過ごせる社会づくりに努めます。
◆「富士山麓の自然」執筆・教育者 蒔苗(まかない)博道さん
富士山は、独自の生態系と豊かな生物多様性、比類ない美しさを持つ奇跡の山です。その山が気候変動などの影響を受けて姿を変えつつあります。
これからの10年、「奇跡の山を大切に」を合言葉にしていけたらと思います。
◆御殿場市観光協会 会長 山内剛(つよし)さん
富士山の恩恵を受けた、おいしい空気とおいしい水のまち御殿場。
富士山の恵みから生まれる素晴らしい食とお酒を中心に、御殿場の魅力を多くの人たちに知ってもらい、活気あふれるまちづくりに貢献したいです。
◆ごてんばの富士山豆博士 原里小学校6年 山本流空(るく)さん
ぼくは、富士山のふん火について調べました。調べてみたら、たくさんの人やものが関わっていたので、もっと知りたくなりました。
富士山について、もっと多くの人が関心を持ってくれるといいと思います。
◆御殿場市文化協会 会長 米光(よねみつ)博さん
古来、信仰の対象と芸術の源泉である富士山と共に、様々な文化芸術が育まれてきました。
文化協会は、富士山の自然に恵まれた環境の中で根付いた文化芸術を不死の文化とし、後世に継承すべく今後も活動して参ります。
(氏名五十音順)
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