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自治体の皆さまへ

【特集】終活を考える(3)

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静岡県御殿場市

■終活をサポートする人たちの声
エンディングノートや任意後見の利用者を支える、縁の下の力持ちがいます。ここでは、終活をサポートする人たちの声をお届けします。

◇想いを伝える手段として
一昔前までは、お葬式の話をしたり、もしもの時に備えて何か準備をしたりすることは、縁起が悪いと言われタブー視されていました。
しかし、終活という言葉が広く使われるようになり、エンディングノートという終活に特化したアイテムが登場したことで、自分の残りの人生をより豊かにするためにはどうすればいいのか、家族に何を伝えたらいいのかを考え始めた人が多くなったと感じています。
ぜひ、日頃なかなか伝えられないことを、エンディングノートに仲介してもらって、自分の想いを明確に書き残してください。ぜひ、エンディングノートを写し鏡にして、これまでの人生を振り返り、今後の生き方を探してみてください。
エンディングノートで訴え掛けられる相手は家族だけではありません。友人や、私たちのような外からサポートする人にも、その声はしっかり届くはずです。

[Interview]地域包括支援センター職員の皆さん
地域包括支援センターは、高齢者が住み慣れた地域で安心して生活が続けられるよう支援を行う総合相談窓口です。市内に5カ所設置されており、専門職が連携を取りながら日々の暮らしを支援しています。
※広報ごてんば8月5日号で詳しく紹介しています。

◇遠慮なく頼って欲しい
今は人生100年時代と言われるほど老後が長くなっています。認知症になってからも長く生きるかもしれない以上、元気なうちに財産管理などの準備をしておくことが重要です。
また、最近は「自分のことは自分で決めたい」という強い思いを持った方が増えてきたと感じています。
そういう思いがある方は、任意後見人についてもらい、「判断能力が衰えたらこういう施設に入りたい、通院はこの病院を使いたい」など、いろいろなことをあらかじめ契約しておくことで、思い描いた老後を実現することが出来ます。
自分の希望をしっかり託してもらい、安心して老後を過ごしてもらいたい。
そのためにも、私たち後見人は日頃のコミュニケーションを通して、ご本人としっかりとした信頼関係を築いていきたいと思っています。

[Interview]しんきん成年後見サポート沼津 海野克比古(うみのかつひこ)さん
しんきん成年後見サポート沼津は、高齢者・障害者向けの後見人業務を受任する一般社団法人です。
長年に渡り、地域で活動してきた信用金庫の元職員が中心となり、金融機関で培った知識を活用して「財産管理」などを行っています。

■終活とは、これからを生きること
「終活」という言葉が比較的馴染みのある言葉になり、市内にも終活を実践する人が増えてきています。 
今回の特集で取材した皆さんからも「終活をしてよかった」、「以前よりも前向きに生活を送れるようになった」などの感想を聞くことが出来ました。
身の回りのことを整理し、万が一のときのために自分の思いや希望などを家族や周りの人に伝える。
今後の人生をより楽しく、生き生きと過ごしていくために、これまでの人生を振り返り、これからの生き方を考える。
どちらも、「終活」が目標としている大切なテーマです。
本市にはエンディングノートや任意後見制度など、終活を進めるための心強いアイテムや制度があります。
これらを活用して、より自分らしく生きていくためのヒントを探してみませんか。
終活とは「これからを生きること」なのです。

問合せ:長寿福祉課
【電話】83-1463

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