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お茶の未来創造 Vol・10

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静岡県掛川市

■おいしい掛川茶の作り手
茶産地掛川には「おいしい」を生み出すため、作り手の方々が匠(たくみ)の技と情熱を込めて、日々お茶づくりに励んでいます。今回は、そんな『お茶の作り手』をご紹介します。

■荒茶の作り手(茶農家)
お茶を育てることだけが茶農家の仕事ではありません。茶の葉を煎茶の原料「荒茶」に加工することも大切な仕事です。特に品質を大きく左右する「蒸し」の工程は、日々変化する茶の葉の状態に合わせて調整を行い、積み重ねた経験と記憶を駆使する、難しくて気を使う作業です。
市内には、代々受け継がれた高い技術を誇る農家が多くいて、市内外の茶商から高く評価されています。

■仕上茶の作り手(茶師)
茶農家が育て製造した荒茶を、茶商が仕入れ、茶師がさまざまな香味のお茶に仕上げます。荒茶は、年々の気候や、生産者の荒茶製造技術によって、香りや味が変化します。
茶師は、その素材を生かしながら、味と香りを引き出すため、最も難しく、繊細な作業である火入れを何度も繰り返し火加減を調整しながら、味と香りを確かめ消費者に届く仕上茶へと作り上げていきます。
掛川の茶師も高い技術を誇り、誰からもおいしいと言われる「掛川茶」を全国に届けています。

■掛川茶をさらなる高みへ
高い技術でおいしいお茶づくりに勤しむ茶農家と茶師。この両者が今の掛川茶を支えています。厳しい茶業の中にあっても、決してあきらめず、技術の研鑽(けんさん)に努め、さらなる高みを目指しています。この情熱があれば、必ず掛川は茶産地として持続していくでしょう。

問合せ:お茶振興課
【電話】21-1216

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