市教育委員会では、「多様な価値観、考え方に応えることのできる環境にしたい」「誰もが無理なく、持続できる文化・スポーツ活動にしたい」といった思いを形にするために、「令和8年8月に部活動を廃止し、地域クラブを展開する」という方針を示しました。
Q1 なぜ部活動を廃止し、地域クラブを展開するの?
・生徒数の減少
生徒数が減少することで、部員数の減少や教員の定数の減少が発生し、今ある部活動の仕組みでは、活動が成り立たない状況となります。
・「やりたいことがやれない」環境
A中学校は部活の選択が10種目あるのに対して、B中学校では4種目しか選択肢がないという不平等さが生じています。
・未来を見据えた教育に挑戦します
校内研修の充実や子どもと向き合う時間を確保することで、「自ら考え判断し、心豊かにたくましく生きる子どもの育成」を図っていきます。
Q2 送迎はどうするの?
どの学校からでも、やりたい種目を選択することができますが、現時点では子どもが徒歩か自転車で移動するか、保護者の送迎をお願いしています。将来的には、公共交通機関やスクールバス、民間企業が所有するバスなどを使って各クラブの活動に参加していくことも考え、検討しています。
Q3 会費はどのくらいかかるの?
各クラブによって異なりますが、月額8,000円程度を想定しています。費用を抑えるため以下のことを検討しています。
(1)学校体育施設の活用
(2)現在、部活動で使っている道具の活用
(3)企業からの協力により、負担費用の軽減
(4)家庭の経済状況に合わせた就学援助
■クラブ創設をサポートします
教育委員会内にクラブ創設のチャレンジを応援する「地域クラブサポートセンター」を設置しました。また、指導者の資質向上に向けた研修制度も充実しています。資質向上研修、安全管理研修、子ども理解研修の3つの研修を受講した方が、公認指導者となり、公認地域クラブの指導者として、指導することができる仕組みとなっています。
◇令和6年4月に設置!!
地域クラブサポートセンター
・研修機会の提供
・クラブ創設相談
・広報活動支援
チャレンジしたい方をサポートします!!
■新しい部活のカタチ
公認地域クラブのご紹介
現在、公認地域クラブは40クラブ、参加者が約650人、指導者やスタッフが約200人です。さらに、令和8年8月の地域クラブ展開に向けて、部活動の受け皿となる32クラブ創設の検討をし、合計70クラブ以上のクラブ創設を目指し、子どもたちの多種多様なニーズに応えられるよう準備しています。
部活動を地域に展開していくことで、文化・スポーツに子どもたちが、継続して親しむことができます。また、自発的に参加できる環境は、地域との絆を深め、新しい価値を創出することができます。持続可能で、多様な文化・スポーツ環境の確保ができるよう部活動地域展開を進めていきます。
◇こんなクラブがあります
掛川将棋部
報徳いもこじ農楽塾やさいクラブ
心結館(柔道)
掛川ソフトボールクラブ
Hero’sプログラミングClub
他にもたくさん!詳細はこちらから
※二次元コードは本紙またはPDF版をご覧下さい。
◇地域クラブ指導者募集
地域クラブの指導者にチャレンジしてみませんか?
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◇公認地域クラブ募集
公認地域クラブに仲間入りしませんか?
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問合せ:教育政策課
【電話】21-1109
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