■(食と健康)こまめに水分補給を
熱中症予防には水分補給が大切です。熱中症の危険のある時期は1-2時間おきにコップ1-2杯目安にこまめに水分補給しましょう。高齢の方は「喉が渇く前に飲む」ように心掛けましょう。
水分や塩分は食事からとることができます。規則正しい食生活が熱中症対策になります。
◎水・麦茶
水分補給の基本です。
水は日常的な水分摂取に最も適しています。
カフェインを含まない麦茶も良いでしょう。
◎経口補水液
脱水症に早く効く「飲む点滴」と言われています。
組成が厳格に決められ、塩分、ブドウ糖、ミネラルを含みます。
健康な人が運動や作業等で大量に汗をかいたときや軽度~中等度の熱中症時に飲むのに適しています。
塩分を多く含み糖分も含まれているため、糖尿病や高血圧腎臓病のある方が飲むのには注意が必要です。
◎ジュース類
糖分を多く含むため、水分摂取には不向きです。
少量にとどめて、お楽しみ程度に。
特に糖尿病の方は多くとると重篤な状態になることもあり、お勧めできません。
◎お茶・コーヒー
カフェインを含むお茶やコーヒーには弱い利尿作用がありますが、日常的に摂取して良いでしょう。糖尿病や肥満がある方は砂糖やミルクは控えましょう。
◎スポーツドリンク
ミネラルや糖分、製品によってはアミノ酸やビタミン等を含み、健康な人が大量に汗をかいたときに飲むのはお勧めですが、糖分を含むので飲み過ぎには注意しましょう。
糖分や塩分を含むため、糖尿病や高血圧腎臓病のある方は、水を基本にしましょう。
◎アルコール
アルコールには強い利尿作用があり、例えばビールを1000ml飲むと1100mlが尿として排せつされます。アルコールを飲んだ後は十分に水を飲みましょう。
※水分制限のある方は医師の指示に従いましょう。
参照:栄養と料理
問合せ:公立森町病院
【電話】85-2181
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