身の回りの防災について考える連載第2回は、建物の中における安全空間の確保についてです。いつ起こるかわからない地震に、住まいの地震対策は重要です。まずは室内の安全を確保しましょう。
■倒れる家具や落下物は凶器に!家具固定や配置の工夫で安全を確保しましょう。
◆あなたの部屋は大丈夫?
1月の能登半島地震で亡くなった石川県内の人の死因の約4割が「圧死」、約2割が「窒息・呼吸不全」でした。どちらも建物の倒壊や家具の転倒によるもので、住まいでの備えが重要なことがわかります。
まずは部屋の中の備えを見直してみましょう。本棚やタンス、食器棚、冷蔵庫などが地震の揺れで転倒すると下敷きになったりつまずいたり、割れた食器やガラスなどで負傷したり、大変危険です。また、避難の妨げにもなります。
令和5年度の市民意識調査では、家具等の転倒防止対策をしている人の割合は32.1%で、約7割の人が対策をしていません。
この教訓を活かすには…
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◆私たちにできること
家具は倒れるものと考え、食器など落下すると危険なものを家具の上に置かない、寝室に家具は置かないようにする、家具を置くときは固定するといった基本的な対策が大切です。
○家具の固定を無料で実施しています
本棚・タンスなど4品までの家具の固定を、次の世帯に無料(取付費・金具代)で実施しています。
・満65歳以上の高齢者のみの世帯
・身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳のいずれかの交付を受けている人を含む世帯
・要介護・要支援認定を受けている人を含む世帯
・母親及び満18歳未満の子のみの世帯 など
※固定後の家具の移動や金具の取り外しは行いません。
※賃貸住宅は家主等の了承が必要となる場合があります。
※詳細は、お問い合わせください。
問合せ:危機管理課
【電話】055-934-4803
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