文字サイズ
自治体の皆さまへ

〔教育現場の今〕心に灯(ひ)をともす教育を(1)

1/52

静岡県焼津市

~優しく、強く、愛(いと)しい人の育成を目指して~

市では、焼津市の未来を支える子どもたちのために、手厚い教育環境を整えて、一人一人の子どもの「心に灯をともす教育」を実践しています。
現在は小学校1年生からパソコンを活用した授業を行ったり、教室や特別教室にエアコンが設置されたり、多様な役割を持った人が学校の教育活動で子どもたちへの支援をしたりと、社会の変化に伴い学校の姿も変わってきています。焼津市の教育の『今』をお知らせします。

■教育の「今」取り組み1 焼津市の教育が目指している姿
子どもたちが、これからの時代を生き抜き、輝いていくためには、自分自身を知り、世の中の多くのことに興味や関心を持って積極的に挑戦する姿勢が大切です。そして、その挑戦の過程で生じる困難やつまずき・失敗がとても大切な経験となります。目の前の壁に自らの力で立ち向かう経験があってこそ、真の強さや優しさを身に付け、人から愛され信頼される愛(いと)しい人へと成長していきます。
そのため、市では、「焼津市教育大綱」を制定し、子どもたちが「優しく、強く、愛(いと)しい人」になることを目指しています。
全国的に見ても手厚く充実した本市の組織体制(下図)が、子ども、家庭、学校を支え、理念の実現につながっています。

○焼津市教育委員会の組織体制
学校や家庭の教育力向上のための指導・支援

■教育の「今」取り組み2 地域の人と一緒につくる学校
新学習指導要領(令和2年度~)では、「より良い学校教育を通じてより良い社会を創る」という理念を学校と社会が共有し、連携・協働しながら子どもたちを育む「社会に開かれた教育課程」の実現を重視しています。市では、地域の皆さんと一緒に学校をつくり、子どもを育てています。

▼地域の力が学校の力につながる コミュニティ・スクールが発足
市では、令和5年度から全中学校区で「コミュニティ・スクール(以下、C・S)」がスタートしています。
C・Sは、保護者や地域の皆さんが学校運営に参画し、より良い教育を行うことを目的としています。地元のお祭りや海岸清掃を地域の皆さんと一緒に行うなど、学校の外に飛び出して豊かな学習が行われています。子どもたちの姿に大人も元気をもらう、そんな「好循環」が生まれています。

○参加者の声
東益津地区C・Sディレクター 平井(ひらい)正也(まさや)さん
地域は『楽校(がっこう)』です。生きがいを求める大人と共に、地域の自然や歴史や文化に触れ合いながら、楽しく遊び、豊かに学び、地域が大好きな子に育ってほしい。そして、子どもたちと共に、地域の皆さんにも、地域で活躍し役立つ喜びを味わってほしいと願っています。

▼学校部活動からの移行 焼津ならではの「地域クラブ活動」
市内中学校の部活動は、各中学校の枠を超え、地域の皆さんから指導を受ける「地域クラブ活動」に段階的に移行しています。
これにより、海や水産について学ぶ「やいづ海洋クラブ」など、従来の部活動種目にはない、焼津ならではのクラブ活動が生まれるなど、子どもたちの多種多様なニーズに応える体制づくりが進んでいます。

○参加者の声
やいづ海洋クラブ 堀江(ほりえ)優太(ゆうた)さん(小川中3年)
ボート体験や釣り、船の見学など、3年間のさまざまな活動を通して、焼津の水産系の魅力を自分も発信したいと思うようになりました。
いろんな学校に友だちができることも地域クラブ活動の良さだと感じています。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU