■糖尿病に向き合う~健康な人と変わらない生活を送るために
▼「糖尿病」とは…
糖尿病はインスリン作用不足により血糖が上昇する病気です。著しい高血糖になれば口の渇き・多尿・体重減少などの症状が出ます。
しかし、それ以上に怖いのは、無症状のまま経過していても高血糖が続くことで合併症が進行(網膜症で失明、腎障害で血液透析に至ったり、脳梗塞・心筋梗塞を発症したり)することです。
合併症は患者の生活の質を著しく低下させるのみでなく、医療経済的にも大きな負担を社会に強いており、今後も急速な高齢化の進行により増大するものと考えられます。
▼糖尿病教育入院をご利用ください
当院では糖尿病の合併症の予防・進行防止に対して効果的な治療を行うために、糖尿病教育入院を実施しています。
糖尿病教育入院は、糖尿病とうまくつきあっていくために、患者様自身が病気について知るきっかけとなる入院で、初期症状から入院することが可能です。
○教育入院の対象となる人
・糖尿病の治療を続けているが日々の血糖コントロールがうまくいかない人
・糖尿病の治療を続けている人で、医師から入院を勧められた人 など
○教育入院の期間・内容
10日間の入院期間中に、インスリン導入やインスリン量の調整、糖尿病慢性合併症の検査を行い、食事療法・運動療法の基本を覚えていただき、栄養士による個別栄養指導(入院中に2回)を行います。
また入院中に開催される糖尿病教室(全4回)にも参加します。
▼毎週開催!糖尿病教室
入院を必要としない糖尿病患者様については、食事運動療法の指導、内服薬による薬物療法などなどを外来で加療するほか、毎週開催している糖尿病教室にも参加できます。
糖尿病教室は多職種による療養指導です。一方的な講義形式ではなく、患者様からの自発的な発言を促すように進行します。
当院の糖尿病教室に参加したい、栄養指導だけでも受講したいという要望にも応えることができますので、気軽にご相談ください。
〔表〕糖尿病教室スケジュール
▼健康な人と変わらない生活を
糖尿病と向き合う中で、疑問に思うところをその都度確認しながら、ゆっくり一緒に学んでいきましょう。
・市立総合病院ホームページ代謝・内分泌内科紹介ページ
〔二次元コードは本紙またはPDF版をご覧ください〕
問合せ:市立総合病院病院 経営戦略課
【電話】623-3111(代)
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