■全国学習状況調査(質問紙調査)の分析
◆『当てはまる』と回答した割合が多い項目
◇「自分にはよいところがある」単位:%
◇「学校に行くのは楽しい」単位:%
左記2項目について「当てはまる」と答えた児童生徒の割合が、全国平均と比べとても高い傾向がありました。また、「どちらかと言えば当てはまる」も含めると、どちらの質問も8割以上の児童生徒が肯定的に回答しました。2項目の間には相関関係がみられ、楽しく学校に通うことで、自分のよさにも気づくことができていると考えられます。
◆学力調査の正答率との関係性が高い項目
◇生活習慣編
・1日当たりのテレビゲーム時間と国語の正答率の関係(中学生)
テレビゲームをやる時間が短い子ほど、正答率が高いという傾向がみられました。1日のテレビゲームの時間を決めるなど、デジタル機器との付き合い方を見直すことが学力向上につながるでしょう。
・朝食を毎日食べているかどうかと国語の正答率の関係(中学生)
朝食を毎日食べている子ほど、正答率が高い傾向がみられました。「早寝、早起き、朝ごはん」などの規則正しい生活習慣が学ぶ力を育むための基礎となるでしょう。
◇学習活動編
・課題の解決に向けて、自分で考え、自分から取り組んでいる
・話し合う活動を通じて、自分の考えを深めたり、広げたりしている
・分かった点や、よく分からなかった点を見直し、次の学習に繋げている
授業中の学習活動において、上記の項目の活動に対して「当てはまる」と肯定的に答えた児童生徒の平均正答率が高い傾向にありました。授業づくりのポイントとして、意識していきます。
◆Topics~ICT機器の活用~
・昨年度までの授業内でICT機器を週3回以上利用したと回答した割合
菊川市では、授業におけるICT機器の活用頻度が全国平均と比べてとても高く、一人一台端末を活用した授業が行われていることがわかります。今後も児童生徒が自身の学びを深めるための活用方法を研究していきます。
◆全国学力・学習状況調査の結果を受けて
結果から見えてきた菊川市の子どもたちの課題については、授業改善を進め、子どもたちの力を高めていけるようにしていきます。また、今後も子どもたちが自分に自信をもち、楽しいと思えるような学校づくりを目指します。
問合せ:学校教育課学校指導係(中央公民館内)
【電話】73-1113
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