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自治体の皆さまへ

特集 今こそ災害に備える(2)

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静岡県菊川市

■今日からできる!災害への備え
災害が起きたときに自分や家族の命を守るためには、普段からの備えが大切です。「うちは大丈夫」「いつかやればいい」「準備が大変そう」と後回しにせず、少しずつでも備えをしていきましょう。

●耐震補強
能登半島地震では、古い木造家屋の倒壊が多く発生しました。「静岡県第4次地震被害想定」でも市内の死者や負傷者の多くは住宅の倒壊や家具の転倒によるものと予測されています。生命と財産を守るためにも、確認しましょう。
○今年が最後!無料の耐震診断を実施中
市では昭和56年5月31日以前に建てられた木造住宅を対象に、無料で市からお宅へ診断士を派遣し、耐震診断を行います。都市計画課(【電話】35-0957)に電話で申し込みください。
○耐震補強設計・工事に補助金が出ます
耐震診断結果などの補助要件を満たす耐震計画および補強工事の費用に対し、補助金を交付します。
○家具の転倒防止対策
寝る場所や座る場所、出入口付近に家具を置くと、転倒して避難の妨げになる可能性があります。家具の置き方を工夫してみましょう。また、転倒防止対策として、つっぱり棒(ポール)、L型金具、連結金具、ストッパー、粘着マット、固定ベルトなどを取り付けましょう。
※ホームセンターや量販店などで購入できます。

●情報収集
災害時には正しい情報をいち早く入手することが大切です。命を守る情報を取得できるよう、日頃から積極的に情報収集しましょう。
○菊川市防災ハザードマップ
土砂災害や浸水、地震や液状化などの危険な場所を地図上に示しています。自宅周辺や避難所までの経路、普段よく行く場所をあらかじめ確認しておきましょう。
○菊川市防災ガイドブック
災害に関する情報やどこに避難するか、どのように備えたらよいのかなどをまとめています。災害によって避難する場所が違う場合があるので注意しましょう。
○危機管理ニュース
年4回、防災に関する話題をまとめ、班回覧で皆さんにお伝えしています。市ホームページにも掲載していますので、ぜひご覧ください。
○茶こちゃんメール
同報無線で流した災害に関する情報をメールで配信しています。また、市内に震度4以上の地震が発生した場合や、火災・気象警報に関する情報を自動で配信するサービスもあります。無料でどなたでも登録できますので、市の公式SNSと合わせて登録をお願いします。
○防災ラジオの貸与
同報無線屋外子局や戸別受信機を利用し、住民の皆さんに音声でお知らせしています。1世帯に1台貸与していますので、お持ちでない場合は窓口にお越しください。

受付窓口:
・菊川地域…危機管理課 本庁2階【電話】35-0923
・小笠地域…小笠市民課 小笠支所【電話】73-1111

●家庭での備蓄
菊川市では7日分の備蓄を呼び掛けています。備蓄は年齢や性別、自身の状態や家族構成によっても変わります。自分の家庭で何が必要か、事前に相談して用意しておきましょう。
※危機管理課職員が考えた1人1日分の備蓄食料例

○食料
主食は1日3食分用意。赤ちゃん用ミルクやアレルギー食、介護食も用意しましょう。
○補食
主食の他にも補食(おやつ)を用意することで小腹を満たすことができます。
○飲料水
1人当たり1日3Lが目安です。できるだけ、500mlのペットボトルで用意しておきましょう。
○野菜
災害時は野菜不足になりがちです。
ジュースやスープなどで野菜を補給しましょう。
○日用品
カセットコンロや懐中電灯、防災ラジオなどはもちろん、生活用品、衛生用品などの備蓄もしておきましょう。特に、おむつやおしり拭きなどの乳幼児用品や介護用品、生理用品、いつも飲んでいる薬など、自分や家族の生活に絶対必要な物で他人と共有できない物も一緒に備蓄しましょう。

○簡易・携帯トイレの備蓄もお忘れなく!
能登半島地震では、水道管の被害が広範囲にわたり、復旧に長い時間を要しています。断水によりトイレの水が流せないことから、衛生環境の悪化が報告されています。
トイレに行く回数を減らそうと、水分補給や食事を控えるようになったり、トイレを我慢してしまったりすることで、体調が悪くなってしまうケースもあります。
そうならないためにも、他の備蓄と同様に各家庭で簡易・携帯トイレの備蓄もお願いします。トイレは1日1人5回程度用意が必要です。現在ではさまざまなタイプの物が市販されていますので、各家庭にあったものを備蓄するようにしましょう。トイレットペーパーも必ずセットで用意してください。

●危機管理課 松本彩(あや)主任主査
水や食料の備蓄はもちろん大切ですが、忘れてしまいがちなのが日用品の備蓄です。特に生理は自分の意思で止めることができません。また、人によって使用している生理用品が違うため、誰かと共有することができない可能性もあります。1周期分余分に買っておくなど、普段から備蓄をしておきましょう。

●危機管理課 天野篤史(あつし)主査
地震による通電火災を防いでくれる「感震ブレーカー」があることをご存じですか。地震による揺れを感知すると、自動でブレーカーを落としてくれるので、万が一の時にも安心です。
市では感震ブレーカーを設置した人に補助金を支給する事業を行っています。危機管理課へ問い合わせください。

問合せ: 危機管理課
【電話】35-0923

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