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令和6年度主要事業

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静岡県菊川市

令和6年度に市が実施する事業のうち主要なものを、『安全安心がひろがるまち』『未来を切り拓くまち』『幸せを生み出すまち』の3つの基本方針に沿って紹介します。

●《基本方針1》安全安心がひろがるまち
○防災対策強靱化事業
・菊川流域治水対策事業…2億633万6千円
浸水被害の軽減を図るため、岳洋中学校校庭へ校庭貯留施設整備および棚草川隣接地の雨水貯留施設の詳細設計を実施します。
・市役所敷地一帯防災対策強靱化事業…2億410万2千円
堀之内体育館および災害対策本部棟の実施設計や旧町部地区センターの解体・跡地整備、本庁舎の外壁剥落工事を進め、市役所敷地一帯の防災機能の強靱化を図ります。

○防災力を高めるまちづくりの推進・情報伝達
・避難体制対策事業…570万5千円
防災DXを進めるため、令和5年度に試験導入した「SNSを活用した災害状況収集システム」を本格導入し、多方面から正確な情報を素早く収集できる体制づくりを構築します。
・避難行動要支援者支援費…78万3千円
優先度が高い避難行動要支援者を対象に、地域の実情を踏まえながら計画作成に取り組んでいく必要があります。令和5年度に策定した「避難行動要支援者避難支援プラン」に基づき、令和6年度は個別避難計画モデル地区を選定し、地区内の避難行動要支援者の計画作成に取り組みます。

●《基本方針2》未来を切り拓くまち
○菊川駅周辺の賑わい創出
・駅南北自由通路整備事業費…31億687万5千円(令和5年度繰越明許含む)
駅南北自由通路は、令和7年度末の開通を目指し整備を推進していきます。令和6年度は、自由通路の整備に併せて、南北の駅前広場の測量設計を行います。設計にあたっては、これまで市民の皆さまからいただいたご意見やご要望をもとに策定した駅周辺空間活用構想のアイデアを可能な限り取り入れていきます。本市の玄関口としてふさわしい駅、これまで以上に多くの人たちに愛される駅を目指していきます。
・駅北整備事業…696万2千円
利便性の高い住環境づくりを創出し、定住人口の増加へつなげるため、地権者や地元の皆さんで組織する「駅北まちづくり研究会」の支援を引き続き行います。皆さんとともに、令和6年度はさらに具体的な整備計画を考えていきます。

○こども・若者のまちづくりへの参画推進・協働のまちづくり推進費…108万1千円
「菊川市こども・わかもの参画宣言」に込められた“想い”を形にする取り組みを進めます。こども・若者が主体的に実践する市の課題解決や魅力の向上などを目的とした地域づくり活動に対する支援制度として、新たに「こども・若者参画支援交付金」を創設します。また、専門家や高校生などで組織する「こども・若者参画協議会」を新設し、こども・若者がまちづくりに参加・参画しやすいまちを実現するために必要な制度や仕組みなどについて協議していきます。
また、こども・若者が意見を出し合えるプラットフォームの構築などについても検討していきます。

○活力ある農業・茶業の推進
・茶生産経営体育成推進事業費…419万5千円
茶業の推進のため、令和6年度は「菊川茶」の海外に向けた出口戦略を進めていきます。令和5年度、佐川急便株式会社と全国自治体初となる地場産品の販路拡大に向けた「海外輸出戦略」に関する連携協定を締結しました。この協定締結により、アリババ株式会社が運営し、世界190以上の国や地域に会員のバイヤーがいるネット販売サイト内に作成する菊川茶の専用ページを通じて、海外バイヤーとの商談が可能となりました。併せて、茶生産者などが協定に基づく海外への商品サンプルの提供や海外イベントに出品する際の輸送経費の一部を補助する補助金を新たに創設し、効果的な出口戦略を講じることで新たな販路を海外に見出し、「菊川茶」の輸出を推進していきます。

○学校教育の充実
・小中一貫・連携教育推進費…759万5千円
小中一貫教育「学びの庭」構想の推進として、令和6年度は学舎全てにコミュニティ・スクールを導入することで、保護者や地域の人たちが学校とともに主体的に学校運営に参画していただき、学校と地域がパートナーシップのもと一体となって特色ある学校づくりを進め周知していきます。

○商工業の支援と推進
・創業・事業承継等支援事業費…1,882万4千円
・創業支援センター管理費…706万6千円
3月に開設した産業支援センターEnGAWA(エンガワ)では、事業者の事業承継、創業、経営強化に対する相談機能を設けるとともに併設するコワーキングスペースに集まる人やビジネスの「縁」をつなぎイノベーションを創出することで、商工業のみならず農業も含めたさまざまな事業者の課題解決を目指していきます。
また、新たにビジネスコンテストを開催し、全国の事業者が本市の地域資源を活用した市内には無いような事業を提案するなかで地域課題の解決を目指すとともに、コンテストに参加した事業者が円滑に事業化を進められるよう連携を図っていきます。

○生涯学習の推進と歴史文化の周知・活用
・文化財保護費…442万5千円
横地氏城館遺跡の保存・活用を図るため、山城地区における園路整備を進めていきます。また、国指定文化財の応声教院山門(おうしょうきょういん)については保存修理や耐震補強を進めている管理者への支援を行ってまいります。さらに、菊川市の歴史をより多くの市民に知ってもらい、楽しく郷土を学んでいただくために菊川市歴史検定を実施します。

●《基本方針3》幸せを生み出すまち
○健康増進および地域包括ケアシステムの深化・推進
・在宅医療・介護連携推進事業(介護保険特別会計)…431万6千円
市内の医療機関や介護保険事業所などが連携し、切れ目のない在宅医療・在宅介護を提供する体制の構築や、病気や突然の事故に見舞われた時に、どのような医療やケアを望んでいるかについて、前もって自ら考え、大切な人や家族と話し合っておくツールとして作成した菊川市版人生会議ノート「私のこれからノート」について、出前行政講座の開催などにより、普及を図っていきます。

○子育て環境の整備
・子ども・子育て支援事業費…437万9千円
市町村への設置が努力義務化された「こども家庭センター」を令和6年度に設置し、全ての妊産婦・子育て世帯・子どもへの一体的に切れ目のない相談支援を行います。
・幼保施設整備事業費…7億8,235万4千円
小笠北幼稚園については、令和7年4月の認定こども園開園に向け、建築工事を進めていきます。開園する新園では、未就園の子育て家庭を対象とした遊び場の提供、相談支援体制を展開していくほか、地域における子育て支援施設のネットワークとしての役割を担うよう、開設準備を進めていきます。

問合せ:企画財政部連携調整室
【電話】35-0953

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