◆ことばの発達の仕組み
発語に至る前段階として、脳や神経などの身体的な発達と、それに伴う感覚や運動機能、情緒などの全体的な発達が欠かせません。さまざまな体験をすることで情報を集め、それぞれの感覚や感情、「ことば」の理解といったものの間で情報が交換されます。ただ発するだけでなく、相手がいて相互の「コミュニケーションのツール」になることが大切です。
◆吃音(きつおん)について
吃音とはことばに詰まってしまったり、最初の一音を何度も繰り返したりするなどの症状のことです。小児の吃音は保護者の接し方が原因で生じるわけではありません。
吃音の基本的な対応として重要なのは、「ゆっくり話して」「落ち着いて」など話し方のアドバイスをしないことです。つっかえながらも一生懸命に話そうとしているときは遮らず最後まで聞いてあげることがおすすめです。
◆ことばを育む4つのポイント
◇規則正しい生活
日常の生活がことばの土台となっていきます。まずは、食事や睡眠の時間を一定にするなどの生活リズムを整えましょう。
◇手や指先を使う
手や指先を使うことで脳が刺激され、言葉も発達します。身辺の支度や遊び、家事のお手伝いなどを一緒に楽しみましょう。
◇心の発達・楽しく遊ぶ
安定した人との関わりを持ち、共感しながらいろいろな経験をしましょう。毎日少しでもこどもとお話の時間を作ることも大切です。
◇聴く力を育てる
豊かな体験や経験をし、共感の声かけをすることで聴く力が育ちます。実物や経験にことばをそえることや絵本の読み聞かせがおすすめです。
参考:「ことばをはぐくむ」中川信子著/ぶどう社
◆~発達に関する相談のご案内~
18歳までの発達に関する相談を子育て応援課こども発達係(プラザけやき内)で受け付けています。
お子さんの成長や発達について気になること、心配なことがありましたら、保健師などが一緒に考えていきますのでお気軽に相談ください。また、市ホームページでは、発達支援に関する過去の記事が掲載されています。ぜひ参考にご覧ください。
※二次元コードは本紙をご覧ください。
問合せ:子育て応援課こども発達係(プラザけやき内)
【電話】37-1137
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