■当たり前の存在「インフラ」
私たちが暮らすまちに必要不可欠な道路や橋、上下水道、送電網などの施設や設備、さらには公園や公共施設など、日々の生活を支える基盤のことを「インフラ(infrastructure)」と言います。
これらのインフラは地域生活の維持・発展に欠かせないため、修繕や更新を適切に行っていく必要があります。しかし近年、建設業を担う人たちが減少傾向にあり、このままではこれらのインフラを維持していくことが困難になる恐れがあります。
■藤枝どぼくらぶとは
本市のインフラを支える建設業の将来を考え、建設業の重要性や仕事としての魅力を発信し、次代を担う人材を確保・育成していくため、本市と藤枝建設業協同組合が中心となり、令和4年11月18日(土木の日)に「藤枝どぼくらぶ」が発足しました。また、平成29年に発足した「静岡どぼくらぶ」とも連携し、活動しています。
○ロゴマーク
藤枝を象徴するサッカーのように、地域の建設業関係者がひとつのチームになれることを願ったエンブレム型のマークです。また、シルエットにはスコップの形が隠れています。
○「土木の日」
漢字の「土」「木」を分解すると「十」「一」「十」「八」となることから、土木技術者や土木事業に親しんでもらうことを目的として、1987年に制定されました。
また、11月18日〜24日までを「くらしと土木の週間」と呼んでいます。
■3つの施策の柱と取り組み
(1)若者たち、子どもたちへ、土木の情報を届けます!
市ホームページやSNSを通じて、わかりやすい「情報発信」をしています。ホームページでは藤枝どぼくらぶの取り組みや、市内の工事現場を紹介する「藤枝どぼニュース」を掲載しています。
○Instagramのアカウントを開設しました
市内の工事現場やイベント情報に加え、事業課所属の職員の普段の仕事風景など、土木の仕事の魅力や大切さを随時投稿しています。
(2)地域の教育とつながり、担い手をつくります!
小中学校への出前講座や現場見学会による、まちづくり講座を実施しています。
○潮トンネル現場見学会
6月20日、稲葉小学校の6年生を対象に、昨年11月に貫通した国道1号藤枝バイパス潮トンネルの現場見学会を実施しました。
○まちづくり講座
10月21日、西益津小学校の1年生を対象にまちづくり講座を実施しました。ショベルカーやダンプトラック、道路パトロールカー、トイレカーなどの「はたらくじどう車」の見学や操作体験を通して、子どもたちが建設業に興味を持つきっかけ作りを行いました。
(3)建設業の魅力を伝えて、イメージアップをはかります!
土木の魅力や大切さを実感してもらうため、藤枝MYFCの試合会場やふじえだ産業祭にも出展し、藤枝建設業協同組合と連携して建設機械の操作体験を実施しました。
○藤枝MYFCのホーム戦試合会場にブースを出展!
ショベルカーを操作してカラーボールをすくい、別の容器に入れる体験にチャレンジしてもらいました。実機に触れる貴重な体験に、参加した人たちは苦戦しながらも楽しんでいました。
○潮トンネルウオーキングイベント
潮トンネルの本体工事完成を記念し、ウオーキングイベントが開催されました。開通後は自動車専用道路となる予定のため、トンネルを歩くことができる唯一の機会であり、多くの参加者でにぎわいました。
チョークで絵を描く体験には多くの親子連れが集まり、舗装前の高架橋に色とりどりの絵を描いていました。
問合せ:契約検査課
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