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自治体の皆さまへ

〜元気なまちの未来は、市民の健康づくりから〜 みんなで取り組もう「健康経営」

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静岡県藤枝市

市では、誰もが健康でいきいきと過ごせるまちを目指して、市民の健康づくりを推進しています。特に、働き盛り世代は、仕事や子育てなどで日々忙しく、自身の健康づくりはおろそかになりがちです。
そこで本市では、市内事業所の健康経営の取り組みを支援しています。

◆1 健康経営とは…
少子高齢化で労働人口が減少していく中で、従業員が元気で働き続けられるように組織ぐるみで従業員の健康課題に取り組み、働く人の健康管理を経営的な視点で実践する手法のことです。

◆2 健康経営がもたらすメリット
(1)従業員のメリット
生活習慣病をはじめとする疾病リスクの減少や心身のコンディションが良好になるなど、健康に対する意識の向上が期待されます。
(2)事業所のメリット
従業員の健康づくりと仕事の両立をサポートすることで、従業員の仕事満足度の向上や離職率の低減につながります。また、心身の不調による欠勤や休職、疲労による事故のリスクが低下し、生産性の低下を防ぐことができます。健康経営の取り組みを社内外に発信することで、企業イメージの向上にもつながります。

◆3 ストレッチや食生活指導で企業全体を健康に
市内事業所を対象に、従業員の健康意識向上と健康的な生活習慣の定着化を図るため、6カ月間、「運動」「食事」「睡眠」「歯や口の健康」を指導する「健康経営実践プログラム」を提供し、従業員の健康づくりを支援しています。今年度も、市内2事業所が参加しました。企業ごとにそれぞれが抱える健康課題に応じた講座を提供しています。

○プログラムの例
(1)1日の大半をデスクで過ごす人…肩や首、腰のストレッチ指導
(2)パソコン業務で目の疲労が気になる人…簡単なマッサージの指導
(3)血圧の高い従業員が多い事業所…減塩食の実食やヘルシーメニューの紹介

◆4 ニーズに合わせた健康づくり支援を行っています
健康経営を支援する取り組みは、事業所ごとに求められるものが異なります。そのため、事業所ごとのニーズに合わせて、保健師などの専門家を派遣する「健幸プロ派遣事業」を行い、従業員の健康づくりを支援しています。

今後も、地域ぐるみで健康経営の普及を図り、誰もが健康でいきいきと過ごせるまちを目指して取り組んでいきます。

◆実践事例
(1)株式会社ロジテムツムラ
業種:運送・倉庫・人材派遣業・保険代理店業
取り組みによる成果:健康経営実践プログラムを受けた後、仕事のパフォーマンスが向上しました。個人単位でなく、チームで目標を定め、その目標が自身の習慣になっています。参加した従業員からは、健康づくりへの意識が高まったとの意見が多くありました。

(2)株式会社松田商店
業種:製造直売
取り組みによる成果:共通の目的を持つことができ、社内でのコミュニケーションが向上しました。また、健康への意識が向上し、行動の変化につながりました。従業員の中には、自転車通勤に変更するなど、運動習慣の定着化につながっています。

回を重ねるごとに、参加する人の健康への意識が高くなっているのを感じます。参加者の皆さんと一緒に、身体の状態を把握することで、日ごろから自分の健康と向き合う時間が多くなると思います。
健康づくりにおいて、運動にまさる薬はありません。病気やケガをして後悔しないためにも、日常のちょっとした運動の積み重ねが健康寿命の延伸や、企業の生産性向上につながると考えています。
岡田守さん(健康運動指導士)

問合せ:健康企画課
【電話】645・1113

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