子育ての不安や困りごとを抱える皆さんを支えるため、さまざまな子育て支援施策を行っています。
■子育てへの不安
近年、本市においても核家族化などを背景に、子育てに不安を抱える家庭が増加しています。特に、こどもが未就園の場合は、子育てをしている家庭が社会からの支援を受けられないと地域内で孤立しがちな傾向にあります。また、こどもが就学してからも、子育てに課題を抱える家庭に対して、社会が具体的な支援を届けることができないと問題が深刻化する場合もあります。
■子育てを全力でサポート
本市では、令和5年4月に「こども家庭センター(えだっこサポ)」を設立しました。これは、保健センター(母子保健)と市役所4階のこども未来応援局(児童福祉)の業務を連携させ、切れ目のない支援を行う体制を整えたものです。子育てにおける悩みや不安に寄り添い、皆さんの子育てをサポートします。
■本市の子育て世帯の現状
本市では、子育て世帯の現状を把握し、次期の「子ども・子育て支援事業計画」を策定するため、令和6年3月に就学前の児童を持つ保護者2千人に対しアンケート調査を実施しました。そのうち、1,016件の回答があり、調査結果をまとめました。詳しくは、市ホームページで紹介しています。
Q.子育ての相談先は?
子育てをするうえで気軽に相談できる相手として、親族や兄弟姉妹が82.9%と最も高く、続いて友人や知人が63.4%となりました。
そのほか、幼稚園や保育所などの職員、地域子育て支援センターなど身近な施設の職員が挙げられています。
⇒本市では、子育ての不安や悩みを解消するため、相談窓口を設けています
■相談体制を充実
こども家庭センターには、「母子保健」と「児童福祉」をひとつの組織に集約し、組織全体のマネジメントを行うセンター長と、双方の支援を必要とする場合に支援方針を中心となって決めていく統括支援員を配置しています。その他、保健師や助産師、保育士、管理栄養士、社会福祉士、公認心理師、教員などの専門人材を配置し、多職種が連携しながら相談支援をしています。また、市内7カ所にある公立地域子育て支援センターを「地域子育て相談機関」として整備し、誰もが気軽に相談できる環境を整えています。
▽サポートプラン
妊産婦や子育て家庭などにサポートプラン(えだっこままプラン・えだっこふぁみプラン)を作成し、保護者ご自身や家庭が抱える悩みを支援者と一緒に考え、支援内容を共有します。
・妊娠中や産後に気をつけることって何だろう…
・こどもの発達について詳しく知りたいな…
・親の世話をして自分の時間がない…
・子育てについて教えてくれる場所はあるかな…
・幼稚園、保育園、こども園
・教育委員会、小・中学校、高等学校
・児童相談所
・医療機関、助産院
・就労機関
・地域
<この記事についてアンケートにご協力ください。>