■80歳までに約3人に1人が発症する病気を予防しましょう
日本では、80歳までに約3人に1人が発症すると言われている帯状疱疹。症状が治った後も、50歳以上の約2割の人に帯状疱疹後神経痛(PHN)と呼ばれる長い痛みが続くことがあります。帯状疱疹の予防にはワクチン接種が有効で発症を5割から9割抑制でき、効果は5年から10年程度継続すると言われています。接種費用が高額で普及が進んでいなかった予防接種について、4月から費用の助成を始めました。
◇帯状疱疹とは
帯状疱疹は、多くの人が子どものときに感染する水ぼうそうウイルスが原因で起こります。治った後もこのウイルスは神経節に潜んでいるため、ストレスや過労、病気、加齢など免疫力が低下したときに、再び活性化して帯状疱疹を発症します。発症すると、主に体の片側の一部にピリピリとした痛みが現れ、その部分に赤い発疹ができます。神経痛と呼ばれる長い痛みが続くことがあります。
◇対象と助成金額
市に住民登録があり接種日時点で50歳以上の人
※接種費用は医療機関により異なります。
※帯状疱疹ワクチンは2種類あり、制度の利用はどちらかのワクチンで生涯1回のみです。
◇接種の流れ(指定医療機関で接種)
(1)インターネットの申請フォームや、健康推進課窓口、郵送で申請します。
(2)市から「裾野市帯状疱疹ワクチン接種費用助成金支給申請書兼代理受領委任申出書」が届きます(申請から2週間ほどかかる場合があります)。
(3)医療機関の予約をします。指定医療機関は、市公式ウェブサイトで確認をしてください。
(4)裾野市帯状疱疹ワクチン接種費用助成金支給申請書兼代理受領委任申出書、市民であることが確認できるもの(免許証など)、保険証など(診察の結果、その他医療が必要になった場合に使用)、接種費用(医療機関によって異なる)を持って受診します。
(5)接種費用から助成額を引いた額を医療機関窓口で支払います。
◇帯状疱疹ワクチンの予防接種は任意です
帯状疱疹ワクチンの予防接種は、予防接種法に基づかない任意の予防接種です。接種対象者の希望で受けるもののため、法律上の義務はありません。予防接種による効果や副反応など十分に理解し、接種の判断をしてください。
◆HPVワクチン接種
HPVワクチンの接種を逃した人に接種の機会
公費による接種は令和7年3月31日(月)まで
対象:平成9年度~平成19年度生まれまでの女性
平成9年度~平成19年度生まれの女性の中に、通常のヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの定期接種の対象年齢(小学校6年から高校1年相当)の間に接種を逃した人がいます。まだ接種を受けていない人は、最後の公費接種の機会になります。接種の状況は、母子健康手帳などで確認をしてください。
問合せ:健康推進課
【電話】992-5711
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