■三浦(みうら)みち代(よ)さん
録音ボランティアやまびこ委員長
関連記事を本紙8ページに掲載
▽音訳ボランティアで皆さんのお役に立ちたい
広報しずおかの音訳吹き込みをしている「録音ボランティアやまびこ」の三浦みち代さんにお話を伺いました。
―どのような活動をしているのかを教えてください。
録音ボランティアやまびこは、現在14人で活動しており、広報しずおかのほかにも、「しずおか市議会 and YOU」などの音訳もしています。
―音訳とはどのようなものかを教えてください。
音訳は、視覚に障がいのある方などの目の代わりとなって、声で情報を伝えることです。
音訳と似たものに朗読がありますが、朗読は小説などの情景を伝えるために、感情を込めて文章を読み上げます。一方で音訳は、音訳者の感情という新たな情報が加わらないよう、あえて感情を込めて読むことはしません。あくまでも、書かれていることを正確に伝えることが大切です。
―音訳をする際に心がけていることはありますか。
「あなたの声はとても聞き取りやすいけれど、なぜだか内容がすんなりと頭に入ってこないことがある」と言われたことがありました。その時、音訳者自身が内容を理解していないと、聞く人にも内容が伝わらないと気がつきました。それ以来、ただ文章を読み上げるだけではなく、内容を一度自分の頭で整理したうえで音訳するように心がけています。
―最後に、市民の皆さんへメッセージをお願いします。
音訳された情報は、視覚に障がいのある方だけではなく、小さい文字やたくさんの文字を読むのが苦手な方にもおすすめです。皆さんの周りにもそんな方はいませんか?私たちが音訳したものが、一人でも多くの皆さんのお役に立てるとうれしいです。また、音訳をしてみたいという方は、ぜひご連絡ください。
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