4月は進学や就職・転勤などに伴い新しい環境での生活が始まる人が多い季節です。気持ちよくスタートが切れるよう消費者トラブル事例を知って対策をしましょう。
■悪質な訪問販売
賃貸住宅の入居者に「管理会社からの紹介」であるかのように装い訪問する悪質な各種点検・インターネット回線などの事業者もいます。引越し直後は要注意です。その場で契約せず、疑問を感じたら、管理会社などに確認しましょう。訪問販売での契約は、クーリング・オフができる場合があります。意図せず契約してしまった場合は、すぐに消費生活センターに相談を!悪質な訪問販売
※クーリング・オフ…法律で定められた取引形態について一定期間内であれば、無条件で申込みの撤回や契約の解除ができる制度
■儲け話(投資・副業)
SNSで知り合った人や友人・知人から「簡単に儲(もう)かる」と誘われ、マニュアル(情報商材)や手数料の名目でお金を払ったが、全然儲からないという相談が年代を問わず寄せられています。「確実」・「楽に」といった誘い文句には要注意!
■通信販売(ネット通販)
「注文したのに届かない」「1回のつもりが定期購入だった」というトラブルの相談が多く寄せられています。通信販売での契約はクーリング・オフの対象外です。購入条件は注文前によく確認を!
ほかにもさまざまなトラブルに遭う可能性がありますが、契約前・サービス開始前の確認で防ぐことができるものもあります。ほしいもの・受けたいサービスでも、慎重に確認しましょう!
■消費者トラブルを防ぐために身につけたい3つの力
▽気づく力
契約前に事業者の説明をよく聞いたり、広告やインターネットサイトの内容をしっかりと見ましょう。契約にあたっての大切なポイントや説明内容におかしな点がないか、よく確認しましょう。
▽断る力
自分には不要だと思ったときや、おかしな点に気づいたときは、勇気をもってきっぱりと断りましょう。
▽相談する力
判断に迷うとき・契約を迫られたときは、信頼できる人や機関に相談しましょう。トラブルに遭ったときもすぐに相談を!
▽新成人・新社会人の皆さんへ
「大人なら、こんなこと一人で決めないと。」と契約を迫る悪質な事業者がいます。惑わされないで!相談することは、恥ずかしいことではありません!
困ったときは一人で悩まずに「消費生活センター」に相談してください!
・市消費生活センター(相談専用)【電話】221-1056(平日9:00~16:00)
・全国共通消費者ホットライン【電話】188「泣き寝入りは“い・や・や”」
問合せ:生活安全安心課消費生活センター
【電話】221-1054
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